暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1516話
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われると嬉しいけど。
 そんな俺の気持ちが分かったのか、凛は少し照れくさそうな表情を浮かべてその場から去っていく。
 綾子も、そんな凛の様子に笑みを浮かべつつ後を追う。

「じゃ、悪いけどあたしは凛のお守りをしてくるから」
「ああ、頼んだ」

 何だかんだと、文字通り全てを見せ合った仲ではあるが、それでもやっぱり恥ずかしい事は恥ずかしいのだろう。
 俺の目から見ても、今の凛は十分に愛らしいというか、可愛らしいというか、そんな感じだった。
 去っていく2人を見送ると、改めて俺は周囲を見回す。
 かなり巨大なこの場所は、恐らく連合軍がこの基地を使っていた時は格納庫として使用されていたのだろう。
 MSの格納庫だったのか、それとも戦闘機やヘリ、戦車の格納庫だったのか。それは分からないが。
 メンテナンスベッドの類があればMS用の格納庫だと判断出来たかもしれないが、残念ながらこうして見る限りではその類の施設も存在しない。
 多分連合軍がこの基地を引き上げるときに持っていったか……それとも、この基地を使用しているマフィアがそれを売るなり、別の用途に使うなりしているといったところか?
 そんな風に考えながら、とにかくMSの操縦訓練をするのが先だと、リーオーを取り出す。
 ……よく考えたら、マフィアにMSの操縦マニュアルとかを用意して貰えばよかったんじゃないか?
 今更ながら、そんな事を思うのだった。
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