暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1516話
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、ここはマフィアの連中が取引する品の一時的な保管庫として使用されているのだから、防犯の為にと言われれば納得は出来る。
 ……まぁ、マフィアが防犯とかいう時点で色々とおかしなものはあるが。
 にしても、俺とマフィアってのはあまり相性が良くないんだけどな。
 OGs世界では、1人で放浪している時にマフィアやテロリストを襲って軍資金を調達していたし。
 実際、今も俺の空間倉庫の中にはその時に入手した物資やら武器弾薬やらが入っている。
 ……ただ、この世界でOGs世界の銃火器が使えるかどうかを考えると、難しいだろう。
 いや、使用するのは可能だろうが、弾薬の類を補給出来るかどうかとなると……口径とか、そういう問題が出てきてもおかしくはない。
 いや、W世界でどういう武器を使ってるのかは分からないけど。
 原作では普通にサブマシンガンとか使っていたら、その類の武器が使用されてないって事はないと思うし。
 ともあれ、凛と綾子が頷いたのを確認すると、空間倉庫からスライムを取り出す。
 1mm以下……それこそ0.00001mm程度まで細くしたスライムの糸を、基地の中に張り巡らせる。
 そうして盗聴器や監視カメラの類を探すが……

「やっぱりな」
「その口調だと、やっぱり仕掛けられていたのか?」
「ああ」

 俺の言葉で大体の予想をした綾子が尋ねてくるが、それに頷きを返す。
 かなり見つかりにくい場所に仕掛けられてはいるが、俺達の寝室として用意された場所にもしっかりと盗聴器と盗撮カメラは仕込まれている。
 これ、多分俺達が何も知らない状態で夜を過ごす……具体的には俺が凛や綾子を抱いている光景を盗撮すれば、それをネタにして脅すつもりだったのか?
 また、それで脅さなくても凛と綾子程の美貌だ。裏モノとして売りに出しても、十分な売り上げを誇るだろう。
 ……もしそんな事になったら、色々と地獄を見て貰う必要はあるだろうが。
 ともあれ、この基地に仕掛けられている盗聴器や盗撮カメラの類はスライムを使って全てを破壊する。
 回収して交渉の材料にしてもよかったのだが、このマフィアとはそこまで深く、もしくは長く付き合うつもりはない。
 ここで交渉するといった風に無駄な時間を作るよりは、こっちの力を思い知らせて謙虚な行動を取って貰うのがベストだろう。
 ちょっと念を押すような真似はすると思うが。
 ともあれ、そんな感じで基地の中にある盗聴器と盗撮カメラの類を全て潰す。
 今頃この基地の様子を窺っている奴は、いきなり音が聞こえなくなり、映像も映らなくなり、パニクっている事だろう。
 ……ここが保管場所という事で、その場所に仕掛けられているカメラの類も破壊してしまったかもしれないが、その辺は向こうの自業自得だ。
 そして基地の掃除を終わらせ
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