室内の状況
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を掛けたが闇夜によって阻止された。だが閃輝によるデータは見られてしまった。だがそのデータは所謂外の世界における戸籍的なデータ、霧雨 閃輝という人間は外の世界には居ない為、偽造された物。見られても何の問題は無いが何故それを見たのかというのが疑問に残る。
「俺のデータって能力とかの事は無いよな。所謂戸籍しか無い筈だぞ」
『うむ。幻想郷におけるデータは最重要機密として八雲 紫によって厳重に管理されている、それを突破する術は無い。しかし、何故閃輝のデータを見たのか、気になるな』
『閃輝様にご興味があるのでしょうか』
「それは今世界中の人間がそうだと思うわ。突如現れたISを動かせる男なんだから」
咲夜の意見は尤も。今までISは女にしか動かせないというのは最早常識となっていた、故に男を見下す者は多く社会問題にもなっている。産まれてきた子供が男だから、というだけで親が子供を捨てる事も世界中で起きている大問題の一つだ。そこに現れたイレギュラー『霧雨 閃輝』。それに興味を持つのは至極当然の事といえる。そう思っていると閃輝は持っている携帯に"507"と入力し机の上に置いた。
すると持ち手部分として変形している一部分が手足のように変形し携帯が立ち上がった。
「セブン、如何思う?」
『現状では判断材料が少なすぎるとしか言いようが無い。君を狙っている国は世界中にいる』
「まっ捕まらない自信はあるけどな」
『寧ろ閃輝様やバディを捕らえようとした場合、外の世界の国では対処不能ですゆえ』
「貴方も最初に比べて大分口が達者になったわね、サード」
咲夜も同じようにコードを入力した、閃輝とは違い"503"と。そして机の上へと投げるようにするが空中で手足を展開した携帯は見事に着地し咲夜に向けて恐れ入りますとお辞儀をした。彼らはにとりと闇夜が開発したPEの管理AIの外部活動ユニット、通称フォンブレイバー。セブンは閃輝の相棒、サードは咲夜の相棒となっている。
「どっちかというと本社の方に敵が乗り込むって事の方が考えられるような気がするよ」
『極めて同感だ。本社に乗りこまれる可能性89.3、±2.3%だ』
「撃退される可能性は?」
『99.89%。±は0だ』
「「ですよねー」」
納得の数値である。にとり特製のAIだが何処か人間臭くある意味人間より人間らしい存在である彼らはバディである閃輝と協力して様々な出来事に挑んでいる。本社には幻想郷出身者が数人いる、闇夜もいるし魔理沙もいる、この時点で撃退できるのは決定しているような物。加えて今は紫の式神である八雲 藍までいる。撃退どころか殲滅も楽勝なレベルである。それを踏まえた計算結果に納得しているとセブンにメールが入る。
「誰からだ?」
『初めての着信だ、ウィルスは無
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