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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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リビングにて


サトシ:「わっ!美味そうな料理だ!」




カツラ:「今日はマリナさんが作ったんじゃ」




ヒロシ:「へぇー!」





カツラ:「特訓の調子はどうじゃ?」



サトシ:「みんな絶好調です!特にヒカリが!!」




カツラ:「ほほうっ、
そうなのかの?ヒカリちゃん」



ヒカリ:「あたしは正義、、あたしは、、」




カツラ:「、、、どうかしたのかね?」



ヒロシ:「まぁ、ちょっと妄想が」




マリナ:「冷めない内に食べなさいっ、
でないと、二度と作ってやんないわよ?」




皆は昼食をとる事にした。




全員:「いただきまーす」




サトシ:「、、今更ですけど、
マリナさんは10年間何をしてたんですか?」



ヒロシ:「美味いなこれ」
ヒロシ(よくそんな質問したなぁ)




カツラ:「ヒカリちゃん、
醤油とってくれるかの?」
カツラ(チャレンジャーじゃの)



ヒカリ:「はいどーぞ!」
ヒカリ(あたし、一カ月も一緒に居て
まだ全然話した事ない)


少しクールなマリナに対し、
みんなはあまり心の距離を掴めずにいたが、
サトシは例外だった。



マリナ:「、、、別に、何もしてないわよ」



サトシ:「へぇーっ、なんか
頭良さそうだからどっかの大企業に
勤めてたのかと思いました!
あっでも美人だから、モデル、、とか?」





マリナ:「、、言ったでしょ?
私は”出来が悪かった”って、、、」





ヒロシ:「、、にしても美味いな」
ヒロシ(サトシ!もう()せ!!」



カツラ:「ヒカリちゃん、この豆腐、
醤油より”柚子ポン酢”の方が合うかもしれん」
カツラ(まさかケンカ売ってる訳ではあるまい)



ヒカリ:「あたし最初から柚子ポンですよ?」
ヒカリ(サトシったらなんであんな簡単に
話せるんだろ)





サトシ:「でも、”キズぐすり”を
自分で作った時点で十分すごいと思いますよ!」



マリナ:「、、、」




ヒロシ:「、、、」
カツラ:「、、、」
ヒカリ:「、、、」




サトシ:「みんなもそう思うだろ!?」



ヒロシ:「ん?あ、あぁっ!」
ヒロシ:「おぃ!」


カツラ:「サトシ君、今更すぎて失礼じゃぞ」
カツラ(こっちにフるな!バカもんが!)



ヒカリ:「うん!あたしもそう思います!」
ヒカリ(これは話せるチャンス!!)





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