第31話 正義の名のもとに(前編)
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でお送りします。」
映像はスピットブレイクの戦闘映像に替わった。
光輝
「お送りしている映像は、オペレーション・スピットブレイクの映像です。
スピットブレイクは目標を地球軍のパナマ基地、マスドライバー施設の破壊を名目に、
評議会に承認されていました。しかし、真の目標はアラスカでした。
ミスリルでは事前にサイクロプス、マイクロ波発生装置の事ですが、
アラスカに大量の資材が運び込まれているのを知り、情報収集を行い、
スピットブレイクの真の目標がアラスカである事が解りました。
これはザフト軍の情報が地球軍に漏洩しており、ザフト軍を誘き寄せる罠だと判断し、
オペレーション・スピットブレイクが評議会で採決される時に事前に通告しました。」
映像は光輝の評議会へ送ったメッセージ映像に切り替わった。
ラクス
「お父様、本当ですの?」
シーゲル
「ああ、本当だ。コウキ・イチジョウがラクスを訪ねた日に、私が本人から預かったものだ。」
光輝
「ミスリルの事前情報の真偽はともかく、オペレーション・スピットブレイクが評議会に
承認された内容と違う事が問題です。
プラントに住む皆様、もう一度、評議会の在り方を考え直して下さい。
評議会議長と国防委員長の兼任は前世紀に冒した歴史の誤りです。
…
次にオペレーション・スピットブレイクの経過をお話しなければなりません。
まず安心して下さい。この作戦に参加した兵は全員が無事です。
まず軌道から降下した部隊は、目標の座標を地球軍のアラスカ基地から
カーペンタリア基地に変更してあります。
またカーペンタリア基地から出港した部隊の大半へ偽の帰投命令を出しています。
戦場で戦っている部隊は以前にミスリルで捕獲したザフト軍のモビルスーツです。」
映像はアラスカ基地内部と、逃げ出している将校達が映っていた。
光輝
「この様に大西洋連邦の将校達は逃げ出しています。
残されたのはユーラシアの部隊と切り捨てられた部隊だけです。
将校が兵を見捨てて逃げ、それを囮に使うのはもはや戦争ではありません。
明らかな犯罪行為です!」
映像はフリーダムに替わった。
キラ
「ザフト、連合、両軍に伝えます。
…
こちらはミスリルです。アラスカ基地は、間もなくサイクロプスを作動させ、自爆します!
…
両軍とも、直ちに戦闘を停止し、撤退して下さい!
繰り返します!アラスカ基地は間もなくサイクロプスを作動させ自爆します!
両軍とも直ちに戦闘を停止し、撤退して下さい!」
映像は潜水艦の将校達に替わった。
サザーランド
「そろそろですな、よろしいですか?」
連合軍幹部将校
「この犠牲により、戦争が早期終結へ向かわんことを切に願う。」
サザー
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