暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
人形-マリオネット-part2/狙われた少女
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い…それを約束したのは他ならぬ…お前自身じゃないか

「そ、それは…」
この世界をどのように言うかはともかく、確かにサイトに一緒に変える約束を取り付けたのは自分だ。その根本にある…『サイトへの想い』を糧に。

――――やることは一つだ

――――あの女から力づくで奪い返してしまえ

「ルイズさんから…奪い返す?」

――――そうだ。あの娘の目の前で、奪ってしまえばいい。お前にはそれができる

――――サイトを操り、想いのままに動かせば、お前の彼への思いは成就される

「あ、操る…!?何を言ってるの!そんなことしたって、意味が…」

――――今のお前の手で、一体どうやってあいつを振り向かせるというんだ?

「そ、それは……」

――――安心しろ。別にサイトの命を奪うとかそういうつもりじゃない。あくまで、サイトを取り戻すため

「 …ここは…!なんで…!?」
ハルナは気がつくと、ある一室の部屋に…いや、さっき自分に用意された女子用の部屋に立っていた。いつの間に!?まるで何かの意思によってワープさせられたような感じだ。
常識的にありえない現象にハルナは更なる恐怖を覚える。

―――今更躊躇うことないさ。今まで、何でもやってきたじゃないか?

「!?」
そのとき、ハルナの脳裏に…覚えのないはずの記憶が過ぎった。



夜のトリスタニアの裏路地にて、屋根の上から路上にいるシュウと相対している記憶…

壮大な草原の広がる大地の上で、三人の巨人が自分の前にいる記憶。

山岳地帯の近くの町の中央で、さっきの記憶の中の銀色の巨人と、傍らに花の化け物をおいた状態で相対する。
花の化け物が爆発を起こし、街を破壊し火の海に飲み込ませていく記憶。

極めつけは…

見覚えのないはずの夕暮れの湖の畔、サイトとルイズ、ギーシュ、モンモランシー、そしてシュウがいる。
これは…一体いつの記憶?こんな光景は見たことないはずなのに…
しかも気がつけば、自分は彼らに向けて黒い塊を投げつけていた。地面に落ちた途端に、それは爆発を起こしてサイトたちを襲った。

そして…自分は怪しい光…いや、闇に自らの身を包み込んで…

「や…いや……!」
ハルナは知らないはずの記憶が頭の中に流れていくうちに、頭を両手で押さえ、それらの記憶を振り払うように首を振り回した。
「違う!私はこんなことしていない!」
浮かび上がる記憶を頑なに否定する。
信じられない、信じたくない。

実はタルブ村でサイトに発見される前に、


自分がサイトたちを襲って…この世界に仇なしていたなんて…!!!


−−−何を怯えている。これが…


不気味な声はハルナに、誘うように語り続ける。
ハルナは視線を部屋に置い
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