暁 〜小説投稿サイト〜
〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星B
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
す。デトロワ軍第368特別機動師団の指揮官はどなたですか?」アントワープは攻略の打ち合わせをする為デトロワ軍の指揮官へ呼びかけた。
だが―――「小官は第368特別機動師団の指揮官代行グローヴィス少佐であります」
返事があった、がアントワープは違和感を覚え思わず質問をする。「少佐が師団を率いているのですか?」と問いかけると、グローヴィスが「司令官と副司令官は戦死しました。ですので残存士官のうち最高位である私が指揮を執っております。」と悲痛そうに俯いて返答してきた。
「そうなのですか・・・。大変なところ申し訳ないのですが、現在までの戦況をお聞きしても?」
「ええ、もちろんです。来援感謝いたします。お蔭で助かりました。」

グローヴィスの報告によると、デトロワ軍は当初敵の数も少なく、順調にB層最深部まで進んだがそこで待ち伏せに遭い、大量に沸いた敵にどんどん戻されて今に至るそうだ。
撤退戦時にスクワイエル部隊の半数と地上部隊の3分の2を失い、その際に司令官も副司令官も戦死したそうだ。

アントワープは、デトロワ軍はここに残るよう要請したが、グローヴィスは本国から厳命を受けており、必ず先頭にたって突入しなければならないと言って譲らず、仕方なくデトロワの残存スクワイエル部隊を同行させる事になった。
「では、侵攻再開!デトロワ軍とクルーズ大隊を前面にフリージア大隊がバックアップ、ローブ大隊は後方警戒しながら殿をお願いします。」アントワープの命令一下、各隊が動き出す。

連携のとれていないデトロワ軍部隊がやや遅れるが、クルーズ大隊が前方のBETAに対し圧倒的火力を行使しどんどん突き進む。そして最下層手前のC層最深部にて待ち伏せを受け、横穴からどんどん湧き出してくるBETAに手を焼き、進撃スピードが一時的にダウンした。
原因はもう一つあり、デトロワ軍機が横穴から突然現れたBETAによって混乱に陥り、その数をさらに減らすという事態が起こった。

アントワープは戦力再編の為、というより足手まといのデトロワ機を下げる為、援護すると称してデトロワ側の承諾を得て中衛のフリージア大隊の真ん中に配置したが、こういった作業を行ったことも時間がかかる一因となった。
そしてクルーズ大隊を先頭に群がるBETAを排除していき、どんどん下層へ迫り、D層の最深部へ到達すると残弾が1/3程度の水準にまで減っていた。
ここへ至るまで20万ほどのBETAを撃破したのだから、それはそうだろう。
今は奥にある大きな隔壁のようなものとそこから延びる直径20mくらいの管と球体が奥にある大きな広間の手前で後続のファーデット連隊とともに到着した補給隊からエネルギーや弾薬の補充を受けながら戦時携帯食(レーション)を摂りつつ2つの連隊長が打ち合わせを行っていた。

スキャンによると、あ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ