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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星B
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――――――――――ハイヴ入口付近―ロアーヌ連隊
「地上の敵はあらかた片付きましたね、ファリス大尉?」
「はい!ですがスキャンの結果、地中には未だ30万体以上の敵がうごめいています」
「・・・すでに40万体以上は斃したはずなのに・・・・どれだけ繁殖能力が高いのかしらね・・・」アントワープは視界に見える累々たるBETAの屍骸を冷ややかに眺めながらつぶやく。
そこへ司令部より作戦命令(オペレーション・タブ)がアントワープ機に届く。
その内容を一瞥して「ザカリス連隊のみ地上警戒に残り、補給・小休止の後、私たちとビクスン、ファーデッド(連隊)が突入します!18師団の3連隊も続くそうです。」と配下の部隊へ通達する。
「敵残数に対して6個連隊での制圧ですと、そんなに苦労はなさそうですが少々手こずりそうですね。」
それを聞いたファリスが素早く機内のシステムを操作、シミュレーションを組んで、AIがはじき出した数値を見ながらそれに応える。
「ま、仕方ないでしょう。だけど、悪いニュースばかりではありません。我々に先行してデトロワの重武装スクワイエルを前衛とした1個師団が突入するので、橋頭堡は確保してもらえるそうよ。」
「ところが隊長、データによると突入するデトロワ軍ですが、さきほどのバール隊のように初期ダインやゾフィエルなどの旧式スクワイエルの上、シールドもかなり弱いままでアップグレードされていない機体のようです。」ファリスはシュミレーション画面を消した後、リンクされた作戦情報を確認しながら応える。
「ちょっとまって・・・・・・あら本当ね。リンクデータでは確かに再編成した特別機動師団ってあるけれど、中心は重火器搭載の地上車輛みたい。この戦場へ到着した際にいくつかの地上部隊の救援をしたけれど、それらの残存戦力がかき集められているのかも知れませんね。」
「さすが人命軽視のデトロワ軍・・・といったところでしょうか。同情の念を禁じ得ません。」今度はランディールが、信じられないといった表情で頭を振りながらそう言った。
「我々はデトロワ軍が橋頭堡を築いた後に突入、デトロワ軍が戦線崩壊する前にすぐ掩護・前進出来るようにすること。そして彼らの火力が弱まる前に私達が前へ出て戦線を押し上げる事になるでしょう。全員覚悟をしておいて!」
「中佐、今さらですよ。」「皆とっくに覚悟は出来ています。」
「そう、ありがとう。今さらですけどみんなの命を預からせてもらいますね。」
そこへ艦隊司令部から全体リンク通信が入る―――――
「HQより展開中のオルキス全軍に告ぐ、侵入攻撃は5分後に開始される。わが軍はデトロワ軍第368特別機動師団の橋頭堡確保連絡を受けてから順次突入する。」
―いかにも間に合わせの部隊名・・・あの数相手に全滅しなければいいが― アントワー
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