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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第245話
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聖典”に記されている”魔物”――――”グリモア”が変身した偽物達です!」
「”グリモア”………………”煉獄”に落とされた魂の成れの果てね。」
ルーファスの周りに現れた自分達そっくりの人物達の登場にリィンとマキアスは驚きの声を上げ、ミリアムは混乱し、リィン達に助言したプリネの説明を聞いたルフィナは真剣な表情でリィン達そっくりの人物達を見つめ
「………ケビン、気づいてる?」
「ああ………”影の国”で戦った奴等と気配の資質が明らかに違う。一体どういう事や……?」
何かに気づいたリースの言葉に頷いたケビンは真剣な表情でリィン達の偽物達を見つめた。
「………なるほど。この”真・煌魔城”の”力”――――”負の力”で”リィンさん達自身を具現化”したという事ですか。」
「へっ!?そ、それってどういう事!?」
一方偽物のリィン達の正体に気づいたエイドスの言葉を聞いたエステルは驚き
「………彼らは”教授”達のようにこの城の力によって具現化した”もう一つの本物のZ組”と言う事さ。」
「フフ、その通り。その証拠を見せてあげよう。――――それぞれに秘めた”力”を解放したまえ。」
驚いているエステルに説明をしたヨシュアの推測にルーファスは静かな笑みを浮かべてヨシュアの推測が正解である事を答えた後指を鳴らすと何と偽物のリィンとプリネはそれぞれ本物のリィンとプリネがそれぞれに秘められている”力”を解放した状態になり、偽物のツーヤとセレーネは竜化した!
「ええっ!?偽物のリィン達が本物のリィン達みたいに………!」
「まさかあたしとセレーネの竜化どころか、リィンさんやマスターに秘められている”力”をも模倣するなんて………!」
「ふふっ、私にとって最も厄介な存在は”本隊”である君達に真正面からぶつかり合っても一矢すら報いる事ができないのは最初からわかっていたからね。だが”本隊”同士がぶつかり合えば、結果は変わるだろう?」
偽物のリィン達がそれぞれ解放した力を見たアリサとツーヤが驚いている中ルーファスは静かな笑みを浮かべて説明をし
「……なるほどね。同じ力がぶつかり合うのだから、確実にわたし達を消耗させる事ができるね。」
「チッ……ある意味一番厄介な相手ね。」
「フーン………ムカツクけど確かに偽物のエヴリーヌやプリネから感じる力も本物のエヴリーヌやプリネと同じ”力”だね。」
「しかもクロウどころか”死線”や私の偽物までいるから、このメンツでもちょっと手こずるかもしれないわね………」
「やれやれ……偽物とはいえ、本物同然の存在のアリサ君達とやりあうのは精神的に来るね……唯一の救いはトワの偽物がいない事だね。」
「ア、アンちゃん、今はそんな呑気な事を言っている場合じゃ
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