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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第245話
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言えばエレボニアはようやく一からやり直し、美しい国に生まれ変わる事ができる機会を得られたという事だ。」

「……殿下の仰る”美しい国”とは一体どういう国なのですか?」

オリヴァルト皇子が目指しているものが気になり、オリヴァルト皇子に問いかけた。

「人は、国は、その気になればいくらでも誇り高くあれる。それが私が目指す理想の国―――――私にそれを教えてくれたリベールのような素晴らしく、そして美しい国さ。フフ、本物の女神ですらやり直せる機会が訪れてそれを今もなお行っているのだから、我が祖国も一からやり直して素晴らしい国へと発展させる機会はいくらでもあるさ。」

「オリビエ………」

「お兄様………」

「……………」

(えへへ……オリビエさんの話に出て来た”やり直せる機会が訪れた本物の女神”ってフェミリンスさんの事だろうね……)

(……否定はしませんけど、何故このタイミングで私を例えに出したのか、全て終わった後にあの皇子に問い詰めますわ。)

オリヴァルト皇子の答えを聞いたエステルとアルフィンは驚き、ミュラー少佐は静かな笑みを浮かべてオリヴァルト皇子を見つめ、微笑みを浮かべたミントに視線を向けられたフェミリンスは静かな表情で答えた後顔に青筋を立ててオリヴァルト皇子を睨んでいた。



「………なるほど。あの宰相閣下が一目置いていただけあって、私ではとても理解できない考えをお持ちのようですね。」

「ほう?それは意外だね。てっきり、放蕩皇子の精一杯の抵抗と侮られていたと思っていたのだがね。」

ルーファスの答えを聞いたオリヴァルト皇子は目を丸くした後口元に笑みを浮かべた。

「―――ならば私は宰相閣下の忠臣として、この魂を燃やし尽くしてでも閣下の最大の障害である殿下達の力を注がせてもらう……!」

「ま、結局はそうなるよね〜。ユミルの時は圧倒されちゃったけど、あの時よりもボク達は遥かにパワーアップしている上、”空の女神”達もいるんだから、余裕だね〜。」

「油断するな、阿呆……!”貴族連合”の”総参謀”を務めていた兄上が何の策も無く自分より遥かに戦力がある俺達に正面から戦いを挑む訳がない……!」

ユミルで戦った時と違い、圧倒的な戦力を有している自分達なら例えルーファスが相手でも余裕で勝てると判断しているミリアムにユーシスが警告したその時

「フフ、その通り。」

ルーファスが静かな笑みを浮かべて指を鳴らすと何とリィン達―――”Z組”のメンバー全員の容姿や姿と瓜二つの人物達がルーファスの周りに現れた!



「なっ!?」

「ぼ、僕達――――”Z組”!?」

「ど、どどどど、どうなっているの〜!?」

「―――落ち着いてください。恐らくあの人物達は七耀教会の”
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