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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第245話
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ァスは感心した様子で答え、ルーファスの答えを聞いたトヴァルは警戒した様子でルーファスを見つめた。するとその時ユーシスが一歩前に出てルーファスに問いかけた。



「……兄上。エリゼから受け取った兄上の遺書で兄上が本当にしたかった事等が書かれてありましたが……今一度聞きます。本当にあのような夢物語を実現できると思っていたのですか?」

「”夢物語”……?」

「……一体どのような事が書かれていたのでしょうか……?」

ルーファスへの問いかけを聞いたガイウスは不思議そうな表情をし、エリスはユーシスを見つめて尋ねた。

「……エレボニアがゼムリア―――いや、異世界を含めた全ての地の覇権を握り、平等な世界を創る事……それが”鉄血宰相”が最終目標としていた事で、エレボニアから貴族制度を廃止する事こそがエレボニアを繁栄させられると思っていた兄上が”鉄血宰相”の最終目標を知り、”鉄血宰相”に忠誠を誓ったとの事だ。」

そしてユーシスは驚愕の事実を口にした!

「あ、あ、あんですって〜!?」

「それじゃあオズボーン元宰相はゼムリア大陸どころか異世界も支配して身分制度を廃止するつもりだったのですか!?」

ユーシスの話を聞いたエステルとセレーネはそれぞれ驚き

「……ありえません。そのような事、絶対に不可能です。」

「……ゼムリア大陸はともかく神々が現存し、”魔神”や”神格者”等世界中に多くの超越者や人間と比べると遥かに様々な能力が高い多くの異種族達がいるディル・リフィーナ全土を支配する等、妄言の類としか思えませんわ。」

「まさに”夢物語”ね。」

「そのような無謀な事、”結社”でも実行しないぞ。」

「もはや呆れを通り越して感心に値するわね。」

エリゼとシグルーン、セリーヌ、レーヴェとロカはそれぞれ呆れた表情で呟いた。



「フッ、オズボーン宰相閣下のお考えこそが腐敗した貴族達によって衰えていくエレボニアを繁栄に導き、年々落ち気味になっていたエレボニア皇家の権威を取り戻せる。エレボニア皇家に仕えし帝国貴族として……そして祖国を愛する民の一人として、私はオズボーン宰相閣下に忠誠を誓った。」

「!!………兄上……」

「ちょ、ちょっと待ってください!それだとおかしくありませんか!?今の話を信じるのならばもしオズボーン元宰相の目的が達成できれば、ルーファスさんの実家―――”アルバレア公爵家”も取り潰されてルーファスさんも”平民”になるんですよ!?なのにどうしてオズボーン元宰相に……」

ルーファスの答えを聞いたユーシスは目を見開いた後辛そうな表情で肩を落とし、マキアスは信じられない表情で尋ねた。

「私は真に祖国を想う帝国貴族として、貴族こそがエレボニア皇家にとって邪魔な存在で
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