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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第245話
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頂上に向かって先を進み続けていたリィン達が再び広間に出た。



〜真・煌魔城〜



「また広間に出たね……」

「今までのパターンを考えたら間違いなく”誰かが”待ち構えているだろうね。」

「今度は一体誰がわたし達の道を阻むのかな……?」

再び広間に出た事で今までのように何者かが自分達の道を阻むことを予想していたエリオットは不安そうな表情をし、アンゼリカは真剣な表情で考え込み、トワは周囲を見回していた。

「それよりも一体いつになったら頂上につくんだよ〜。」

「今までの道のりを考えれば恐らく次か、次の昇降機の行き先が屋上だと思うのですが………」

疲れた表情で呟いたミリアムの不満に対してクレア大尉は考え込みながら答え

「………………」

「?どうしたんだ、ユーシス。」

辛そうな表情で黙り込んでいるユーシスの様子に気づいたガイウスは不思議そうな表情で訊ねた。



「……今までの道のりで俺達の道を阻もうとした者達の中に兄上がいなかったからな。それを考えるとそろそろ兄上が出てきてもおかしくない。」

「あ………」

「……そう言えば未だ奴の姿は見ていないな。」

「確かにそうじゃな……”エレボニア存亡会議”でオズボーンが亡霊と化した奴がオズボーンの下にいる事も明言していたからな……――――!」

ユーシスの推測を聞いたアルフィンは呆けた声を出し、ゼルギウスの言葉に頷いたリフィアは何かに気づくと血相を変え

「この気配は……」

「冥き途に………行きそこねた人……一人………」

「―――そこにいるのはわかっている。大人しく姿を現せ。」

「フッ、やはり卿らに奇襲は無理であったか。」

リタは真剣な表情をし、ナベリウスの言葉に続くようにセリカが正面を見つめて呟くとセリカが見つめていた先にリィン達の道を阻むかのようにルーファスの亡霊が姿を現した!



「あ……っ!」

「ルーファスさん………」

「……兄上………」

「あの人がユーシスのお兄さんの……」

ルーファスの登場にアリサは声を上げ、リィンとユーシスは複雑そうな表情でルーファスを見つめ、ゲルドは目を丸くしてルーファスを見つめ

「”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の”筆頭”であり、宰相殿にとって”切り札”でもあった君が出て来たという事はゴールも近いと判断していいのかな?」

「ふふっ、さすがオリヴァルト殿下。見事な慧眼です。殿下の推測通りこの昇降機を昇った先がこの”真・煌魔城”の最上層であり、その終点にある昇降機が閣下が待つ屋上へと通じています。」

「って事はお前さんが”最後の障害”って事か……」

真剣な表情をしたオリヴァルト皇子の問いかけにルーフ
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