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フロンティアを駆け抜けて
快進撃
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を挟む。するとネフィリムははぐらかした。……何か直接言えない理由があるのかも、とジェムは思う。

「さて、傷ついたポケモン達を回復させましょうか……クレセリア!」
「えっ?」

 ネフィリムが天井の三日月を見上げると、そこには見たこともないポケモンがいた。月光を思わせる光が優しくジェムとネフィリムのポケモンを包み回復させていく。

「綺麗……」
「普通の挑戦者には見せるつもりはないんですけど……あなたたちは特別ですから」

 3人はしばらくクレセリアの『月の光』を眺める。ダイバは相変わらず表情を見せない。ジェムは少しでもネフィリムの気持ちが彼に伝わっていればいい、と思った。
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