第19話 決戦準備
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シルさんがフィーをガバッと抱きしめた。フィーも反応できないほど正確で速い動きだった、セシルさん恐るべし……
「可愛い!まるでお人形さんみたい!ねえねえフィーちゃん、私可愛いお洋服いっぱい持ってるの、良かったら来てみない?」
「え、その……」
「うんうん着てみたいよね。それじゃあお姉さんのお部屋に行きましょう!いっぱい可愛くしてあげるからね!」
「あ、リィン、助け……」
「それじゃあ行きましょう!」
フィーは僕に助けを求めてきたがあっという間にセシルさんに連れられて奥の部屋に入っていった。
「セシル姉、よっぽどフィーが気に入ったんだな、ありゃ当分帰ってこないぞ」
「相変わらず凄い人だな、セシルさんは……」
フィーはその後団長とガイさんが帰ってくるまで着せ替えをさせられていた。
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「ふう、星空が綺麗だな……」
僕はベルハイムの外で星空を見ていた。あれから団長たちが帰ってきてガイさんたちのご厚意で一晩泊めてもらうことになった。
ロイドやセシルさんはもう既に眠っている、因みにフィーはセシルさんに連れられて同じベットで寝ている。二人とも仲良くなったようで僕は嬉しい。
「……5日後か」
団長に会議の内容を聞いたが5日後にD∴G教団に関係している施設全てを一斉に襲撃して一網打尽にする事に決定したらしい。少しでも時間を与えれば逃げられてしまう恐れがあったので5日後の午前1時に一斉に攻め入り逃げる隙も与えないようにするためこの作戦が選ばれたそうだ。
「いよいよか……」
等々奴らとの因縁に決着をつけるときが来たな、思えば長い時間が過ぎたものだ。
「やってやる。必ずレンを助けてもう二度と何の罪も無い子供の命が奪われるなんてふざけた事をさせないためにも……!!」
僕は刀を抜き自分自身に誓った。
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