第19話 決戦準備
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り」
「リィン!リィンじゃないか!久しぶりだな!」
僕はロイドと握手をして再開を喜んだ。
「元気そうで安心したよ、最近は会いに来れなくてごめんね」
「別に気にしてないさ。しかしリィンは変わらないな、背も小さいままだし」
「あはは……ロイドは大きくなったね、羨ましいよ」
「所でいきなり来てびっくりしたよ、クロスベルには何か用事で来たのか?」
「うん、ちょっと野暮用でね」
「へえ〜、あ、そうだ!今日は姉さんが病院の仕事が非番で家にいるんだ、今呼んでくるね」
ロイドはそういって部屋から出て行きセシルさん達が住んでいる部屋に向かった。
「凄い元気な子だね」
「うん、久しぶりに会えたけど元気そうで何よりだよ」
フィーとそう話していると奥の部屋からロイドがセシルさんを連れてきた。
「リィン!久しぶりね!」
「むぎゅっ」
セシルさんは僕の顔を見た瞬間ガバッと抱き着いてきた。
「セ、セシルさん……久しぶりです」
「もうそんな固い言い方じゃなくてお姉ちゃんって呼んで」
「流石に恥ずかしいです……」
尚も力を強めて抱きしめてくるセシルさん、嬉しいですが息が苦しいです。因みにその光景を見てフィーは目からハイライトが消えて自分の胸を見ていた。
「セシルさん、そろそろ苦しいです」
「あ、ごめんなさい。久しぶりに会えてつい嬉しくて……」
セシルさんが手を離してくれたので僕は解放された、はぁはぁ……胸で窒息するかと思ったよ。
「セシルさん、マイルズさんたちはいますか?」
「お母さんは用事でいないしお父さんは仕事だから図書館の方にいるわ。今日は私とロイドしかいなかったから……そうだ、部屋にあがって、お茶くらいは出しますわ」
「じゃあお言葉に甘えて…」
「お邪魔します」
僕とフィーはセシルさん達が暮らす部屋の中に入る、ここの風景も久しぶりに見たな。
「はいどうぞ」
「ありがとうございます」
セシルさんがくれた飲み物を受け取りお礼を言う、するとセシルさんの視線がフィーに映った。
「ねえリィン、その女の子って貴方の妹さんよね?前にちょろっとだけ見たから気になっていたの」
「はい、義妹のフィーです。ほら、挨拶して」
「……フィー・クラウゼル、宜しく」
うーん、前にちょっとだけ会ったはずなんだけどやっぱり家族以外には少し壁を作ってしまうか。フィーの人見知りはまだ直りそうもないな。
「……」
「……何か?」
セシルさんはジーッとフィーを見つめている、何か思う事があるのか?
「……可愛いっ!!」
「ふえっ!?」
そんなことを思っていたらセ
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