第19話 決戦準備
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使った作戦で帝国に大打撃を与え最終的に国を守り切ったリベールの切り札とまで言われた男だ。
(名前は知っていたが実際に会ってみるとトンでもねえ覇気だな……)
見た目の優しそうな雰囲気からは想像もできないような覇気を纏ってやがる、底が見えねえぞ。
「カシウスさん、何故遊撃士の貴方が猟兵である彼を?」
「確かに俺は遊撃士で彼は猟兵、本来なら交わることはない関係です。ですが俺も彼と同じ一人の親です、だからこそ彼の悔しさがよく分かります。この場におられる皆さんにも子供を持つ方が大勢おられると思います。そんな宝物を私欲で奪っていく教団を許せる訳がない。彼も我々の同士だと感じたからです」
カシウス・ブライトの言葉に全員が静まり返る、自分の子供が教団によって奪われていく。それを想像してしまったんだろう。
「……ルトガー殿、無礼を許していただきたい」
するとさっきまで騒いでいた軍人が頭を下げた。
「今我々は立場や因縁に捕らわれている場合ではないというのに私は私情を挟んでしまった。こうしている間にも教団の魔の手が何の罪もない子供たちに向けられている。どうか我々と一緒に戦ってくれないだろうか?」
「あ、ああ!勿論だ。よろしく頼む」
さっきまでの険悪な雰囲気が嘘のように静まっていた。これもカシウスさんのお陰だな。
「カシウスの旦那、助け船を出してくれたこと、感謝する。ありがとう」
「気にしないでくれ、さっきも言ったが俺も娘がいる。その子の為にも教団はほうっておけない存在だ。共に奴らと戦おう」
「ああ、任せてくれ。カシウスの旦那!」
俺はカシウスの旦那と握手をかわした。
「……どうやら話はまとまったようですな、ならば改めて聞きます。ここにいる者たちは普段はいがみ合っていたり快く思っていないものもそろっている。だが今はそういった柵を取り払いひとつの敵を討つ為に団結することを誓えるか?誓えるなら挙手を」
セルゲイの旦那の言葉に全員が挙手をする。
「分かりました、それではこれよりD∴G教団壊滅作戦の会議に入ります」
いよいよだな、待っていろよリィン。
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side:リィン
団長と別れた僕たちはロイド達が住んでいるベルハイムに向かっていた。ロイドに会うのは久しぶりだけど元気にしてるかな?
僕はロイドとガイさんが暮らしている部屋のドアをノックする。
「はい、どちら様でしょうか?」
ドアから顔を出したのはロイドだった。数年前より少し大きくなっていたが顔つきはそんなに変わってなかった。
「ロイド、久しぶ
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