第19話 決戦準備
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長の手みたいだ。僕は団長やガイさん、アリオスさんやユンさんのような大人になりたいな。
「リィン、久しいな。前にあった時より身に纏う闘気が強くなっているぞ」
「本当ですか!ありがとうございます」
アリオスさんのような達人にそう言ってもらえるなんて凄く嬉しい。
「ガイ、再会を喜びたいのは分かるがそろそろ時間だ」
「ああ、そうか。ルトガーさん、各国の遊撃士や軍の代表などは既に集まっている。猟兵は貴方だけだが快く思わない奴もいるかもしれない」
「まあ覚悟はしてるさ」
「そうか、こんな事を聞くのは野暮だったな。それじゃ案内するからついてきてくれ」
「分かった」
団長とガイさんが歩きだし僕とフィーも後に続こうとしたがアリオスさんに止められた。
「すまない、ここから先はルトガー殿しか行けないんだ」
「そんな、僕は実際の被害者なんですよ!」
「分かっている。だが頭の固い連中がいてな、スパイが入ると不味いから人数は少なくしろとの事だ。それにさっきもガイが言ったが猟兵嫌いの連中も多い、ルトガー殿を参加させる事を話したら大反対されてしまったんだ。セルゲイさんが何とか話を付けて納得してもらった」
「………」
「納得いかないのは分かる。だがお前が前にくれた情報は必ず会議で役に立つ、どうかこの場は引いてくれないか?」
「……分かりました」
僕はアリオスさんの言葉に頷いた。正直納得できてはいないが猟兵という立場もあるし自分の我儘で会議を遅らせる訳にもいかない。
「リィン、本来ならお前も参加させたかったが……」
「気にしないでください、会議の事はお願いします」
「分かった、お前の分までしっかりと参加してくる」
でも時間が開いちゃったな、どうしようか?
「リィン、もしよかったらロイドとセシルに会いに行ってくれないか?二人ともリィンに会いたがっていたしどうだ?」
「本当ですか?確かに最近会いに行ってないし……分かりました、僕も二人に会いたいしそうさせて頂きます」
「私も行っていい?」
「勿論だ、フィーもロイドの友達になってやってくれ」
「うん」
僕は会議の事を団長に任せてフィーと共にベルハイムに向かった。
side:ルトガー
リィン達と別れた後俺はガイたちに案内されて会議が行われる部屋の前にいた。
「ここが会議が行われる部屋だ。心の準備はいいか?」
「ああ、大丈夫だ」
「そうか、なら行くぞ。失礼する」
ガイにそういって俺たちは中に入る。部屋の中には俺が良く知る各国の遊撃士や軍のお偉いさんがズラリと並んでいた。
「「「……」」」
おおう、俺が入った瞬間あらゆる視線が降りかかっ
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