2章戦闘校舎のフェニックス
2章2話修行始めます
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『戦車』であるため、当たればかなりのダメージが入るだろう。
「・・・当たって、くださいっ!!」
「といって、当たるやつはいないよ」
俺は拳と蹴りを全て見切り避ける、まあ、止めれないわけではないんだけどな。
小猫ちゃんも祐斗とセンスは十分にあると思う
駒の性質も二人のスタイルによくあっている。だけど、小猫ちゃんは体格が小柄なせいか、腕のリーチも短い。
「・・・まさか、私の攻撃が簡単に受け流されるなんて」
「俺もそれぐらい鍛えているってことだよ。それと、小猫ちゃんの動きは祐斗と同じで単調だからわかりやすい。だからーーー」
俺は小猫ちゃんの手首を掴み、離すと同時に足払いをする。そして体勢を崩した小猫ちゃんを空中で受け止めながら顔面に拳を寸止めで放つ
「こんな風に動きを予測されて対策されることもある」
「・・・参りました。私の負けです」
「そうだな、じゃあ、一旦休憩しようか」
「・・・はい」
俺は小猫ちゃんを地面にゆっくりと下ろし、俺はその場に座り込む
すると、小猫ちゃんは俺の足の上にちょこんと座り込む
「・・・アレン先輩の膝は私の特等席です。」
「・・・ま、まあ、別にいいよ」
すると、小猫ちゃんは嬉しそうにする
俺が部活に入ってから、小猫ちゃんは俺にすぐ懐いた。俺が頭を撫でたりすると、アーシアと同じように気持ちよさそうに目を細める。
俺の中では小猫ちゃんはアーシアとともにオカルト研究部の癒しの双璧をなしている。
「アレン先輩は今までどんな鍛錬を積んできたんですか?」
「・・・まあ、魔法や武術の鍛錬に加えて、昔は魔物相手に戦ってたな。」
「アレン先輩はどうして、そこまでして強くなろうと思ったんですか?」
「・・・もう失わないためだ。」
俺は小猫ちゃんの質問にそう答える
「俺は昔大切なものを失った。だから今度こそは失わないように、護り抜くために、俺が助けたいと思ったものは何が何でも守り抜く。だからーーー俺はこの手で守れるものは全部守る」
「・・・そんなことを真顔で言えるのは先輩ぐらいです」
「そうかもな、でも、誰がなんと言おうとこれだけは絶対に変えることはしない、そのために俺は強くなるって決めたんだからな。もちろん小猫ちゃんが困った時も助けてやるさ」
「〜〜〜ッッ!!」
すると、小猫ちゃんは顔を真っ赤にし俺から離れた。
そして何かをぶつぶつ呟く
「だ、だめです・・・こんなの、殺し文句です・・・アレン先輩はずるいです・・・先輩なんか、もう、知りません!!!」
すると、今までにない速度と精度で俺に攻撃を加えてくる
うおっ!?これは当たれば危なかったな。的確に急所を狙ってきている
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