2章戦闘校舎のフェニックス
2章2話修行始めます
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「ひーひー・・・」
後ろでイッセーがヒーヒー言いながら尋常じゃない量の荷物を背負って歩いている
ちなみに俺も尋常じゃない量の荷物を背負っている
ところで、俺たちは今どこにいるかというと
ただの山にいる
正式名称もないただの山だ
そこの山道を現在オカルト研究部一行は歩いていた
なぜ、こんな山の中にいるかというと、ライザーとのゲームに備えて修行をするためだ
あの後、満場一致で修行することを決めた俺達は翌日さっそく荷物を持って山へ修行をしに向かっている。
なぜ山なのかというと、「修行するなら山でしょ?」と部長にドヤ顔で言われたからである
まあ、山の中だと多少暴れてもばれないから構わないけどさ
そして目的地である山の中にある別荘に着くまでも修行の一環のため俺、イッセー、祐斗、小猫ちゃんは大量の荷物を持って歩いている
男子はもちろん女子の荷物持ち、小猫ちゃんはというと単純に『戦車』だからだ。
そして小猫ちゃんが俺たちよりもはるかに大きい荷物を背負っている小猫ちゃんを見たイッセーはこの世の終わりみたいな顔をしていた
ちなみに俺と祐斗、小猫ちゃんはイッセーよりも前で歩いており、部長とアーシア、朱乃さんは俺たちより少し前にいる
「意外ときついものだね、重いものを持って山を登るのは」
「そうか?別にきつくもないだろ」
隣で爽やかな汗をかいている祐斗に俺はそう答える
実際、今俺が背負っている荷物は見た目は重く普通の人なら絶対にきついであろうサイズだが、俺にとっては軽い部類のものだった
だって、これぐらいのものを軽々と持てないと今までの旅で生き残れなかったしな
「・・・アレン先輩は余裕そうですね」
すると小猫ちゃんはそう言ってくる
なぜ、女子の中で小猫ちゃんだけ俺たちよりはるかに重い荷物を背負っているのかというと、単純に『戦車』だからだ
「まあな、俺はこれでも鍛えてるんだよ、まだこんなの軽いうちだ」
「・・・そ、そうなんだ、うん、たまに君が人間とは思えなくなるよ」
失礼な、俺はちゃんとした人間だぞ?ただかなり鍛えているだけだ
俺は心の中でそう呟く
「ほら、別荘まで後もう少しよ、頑張りなさい!」
「お水も美味しいですわよ」
俺たちの少し前、イッセーにとってはかなり前から部長が檄を飛ばし、朱乃さんは湧き水を飲んでそう言う
「・・・あの、私も手伝いますから」
部長の隣にいるアーシアはイッセーを心配そうに見ていた
「いいのよ、イッセーの神器の性質上、ああやって体を鍛え抜かないとダメなの、多少無理をしてでもね。・・・少し荷物を増やしてみましょうかしら?」
うわお、ここで鬼発言したよこの人、ほ
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