第28話 闇の胎動
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ィードフォワード制御再起動。伝達関数、コリオリ偏差修正。
運動ルーチン接続。システム、オンライン。ブートストラップ起動!」
〜〜回想終了〜〜
マリュー
「いくら、工業カレッジの学生であるとはいえ、初めて見る機体の、
それも我が軍の重要機密であったXナンバーのOSを、瞬時に判断し、
書き換えを行うなど、普通の子供に出来ることではありません。
彼はコーディネイターなのではないかと言う疑念は、すぐに抱きました。」
サザーランド
「うん。その力を目の当たりにして、君はどう感じたのかね?」
マリュー
「ただ、驚異的なものと。」
サザーランド
「ふん。そしてジン自爆の際、気を失った君は、彼と、彼の友人らに介抱され、その後彼らを拘束した。」
マリュー
「はい。」
サザーランド
「これは的確な判断だったと言えような。
君は負傷していたと言うことだし、一刻も早く体勢を整え、状況を把握する必要もあった。
だが本体と連絡の付かぬうち、フラガ少佐の追撃を躱したザフトのモビルスーツが、再びコロニー内へ侵攻。
不運だったとしか言いようがないが、だがストライクはその際、何も知らぬ民間人に、
しかもコーディネイターの子供に預けられたままであり、君はそれ十分にコントロールしえなかった。そうだな?」
フラガ
「いえ!しかしあの場合…!」
サザーランド
「今は事実確認を行っているのだ、フラガ少佐。私的見解は無用に願いたい。」
フラガ
「くっ…。」
サザーランド
「結果、ミスリルの、コーディネイターの介入を許した。
主導権をミスリルのコウキ・イチジョウに握られ、何故、ザフト軍を攻撃しなかったのだね。」
マリュー
「報告書の通りです。そこで戦闘していれば、当艦は勿論、ヘリオポリスの崩壊の危険性もありました。」
サザーランド
「些か憶測が入っていると思うがね。」
マリュー
「その後のミスリルの作戦が証明しています。情報分析能力の高さは優れたものがあります。」
サザーランド
「それは結果からの推測論に過ぎまい。」
ナタル
「用兵理論に基づいた作戦であり、報告書を分析して頂ければ、
彼らの推論と作戦には否定材料はないと考えます。」
サザーランド
「認めよう。だがユーラシアの軍事拠点、アルテミスへ助けを求めなかった。」
マリュー
「ユーラシアは友軍であっても、大西洋連邦とは決して仲が良いとは言えません。
軍上層部の命令なくば、こちらの情報だけ抜き取られ、最低限の補給だけ済まして、
護衛も付けられず放逐された可能性もあります。
それにザフト軍には強奪されたブリッツがあります。
アルテミスの傘は常時展開されていません。
ブリッツ
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