暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第72話「再現された“闇”」
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物がもうちょっとわかりやすければな...!」

「...貴方を模倣した結果よ?」

「つまり自分のせいって事だな!畜生っ!」

 手口が読みづらい。ブラフとかまだ完璧に判明していない事もあるから余計にだ。

「...作戦通りで貫くか、固まって行動するかであれば、固まっていた方がいいな。シュラインが厄介というほどの相手なんだから、戦力的にもそっちの方がいい。」

「その方が体力の消耗も避けれそうだものね。」

 どの道、取れる行動は限られている。
 それならば、対処しやすいように一か所に固まっておいた方がいい。

「...さて、来たか。」

「近づく気配は二つ。...まず奏で、遅れてユーノね。」

 とりあえず僕らに気づいたからここに集まってから、って感じか。
 まだ、結界に変わりはない。猶予はあるだろう。



「.....。」

「来たわね。」

 まず奏が舞い降りてくる。
 相変わらず口数は少なく、僕とはあまり会話しようとはしない。
 ...まぁ、魅了を喰らってて織崎のいう事を聞いて敵視気味だもんな。

「...他の人は?」

「もう少しでユーノも来る。...それ以外はさすがにわからんな。」

 椿、僕と面子を確認して、奏はそう聞いてきた。
 転移妨害のせいで一時的に通信もできなくなっている。
 だから、近く以外は誰がどこにいるのか把握しづらいのだ。

「優輝!椿!それに、奏!」

「...揃ったわね。」

 そこでユーノも到着する。
 これで近くにいる者は全員集まった。

「海鳴病院...再現しているのであれば...。」

〈闇の書...もしくははやて様です。〉

「...だよね...。」

 シュラインの言葉に、ユーノは驚く事なくむしろ納得する。
 病院に結界がある時点で、過去にあった事から大体は予想していたのだろう。

「....誰が残って、誰が行くの?」

「そうだった...。本来のチームじゃないから、それを決めないと...。」

「いや、それはやめておこう。」

 奏とユーノはまだ手分けしようとしていたので、僕が止める。

「既に相手の手の内。その上で戦力を分断するのは危険すぎる。」

「っ、そうだったね...。なら、四人で?」

「そういう事になるな。」

 理解が早いユーノは今言った事だけで納得する。
 しかし、僕を敵視気味で見ている奏は、“僕が言った”から複雑そうな顔だった。
 ただ、理解はしているため異論はないようだ。

「(戦力的にはこれで大丈夫だが....問題は罠で包囲された場合だ。)」

 ジュエルシードで体力を消耗した所で僕らを一網打尽...という懸念もある。
 偽物の事だから
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