第3章:再会、繋がる絆
第72話「再現された“闇”」
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...何か、おかしい。
具体的に何がおかしいか問われると分からないけど、何かがおかしかった。
周りの環境?...闇に覆われていてよくわからない。
この闇は、全部私によって生み出された。...私のせいで生み出されたのだ。
改めて認識すれば、やっぱり私はいなくて正解だったと思う。
...やっぱり、違和感がある。
辺りを覆う闇に対して、違和感が募る。
確かに、これらは私が生み出したものだ。だから、私は独りでここにいる。
...だけど、“何か”が混ざっているように思えた。
私のモノではない、“何か”が...。
...考えても仕方がない...か。
どうせ、私はここで朽ち果てる。
誰にも認識されず、誰にも迷惑をかける事もなく。
この闇を...私の罪を一身に背負って、肉体も魂も朽ちていくのだ。
そうすれば、被害に遭う人もいない。誰も不幸にならない。
―――...■けて....。
私に、幸せになる資格なんてない。
前世のお母さんを、お父さんを不幸にし、優輝君にも迷惑をかけた。
今世だって、私がいたせいで危うく皆ごと次元世界を崩壊させてしまいそうになった。
そんな私が、どうして幸せになる必要があるのだろうか?
―――...■けて....。
本来なら、私なんて死んでそのまま終わればよかったんだ。
なぜ、私は転生したのだろう...。
私なんかじゃなく、他の人を転生させればよかったのに。
...実際に神様を見た訳でもなく、気が付いたら転生していただけだけどね、
...あぁ、そうか...。やっぱり、私は...。
死んでも人に迷惑をかける。転生したのだって、私が不幸の根源だからだろう。
私のせいで、皆は不幸になる。
...もしかしたら、転生させたのは神様じゃなくて悪魔だったかもね...。
ふふ...もう、そんな事どうでもいいや...。
.....なんだか、眠くなってきたし....ね.....。
―――...■けて...!
=優輝side=
「...これがジュエルシードの結界の場所か。」
まず、ジュエルシードがある場所へと着く。
場所は海鳴病院の屋上。そこに結界の反応があった。
「結界を張っておきましょ。」
「ああ。」
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