第27話 約束の地に
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「それで僕達はどうなった…。」
ニコル
「はい、イザークとディアッカも機体を大破させられ、母艦も推進装置が破壊され、
全員ミスリルの捕虜です。
今はエクリプスの救難船でカーペンタリア基地に移送中です。
基地到着には1週間程との事です。」
アスラン
「ぁぁ…」
ニコル
「モラシム隊も捕虜になっていて、この救難船に収容する為に時間が掛かるみたいです。
それで私物を返して貰ったので、アスランの分を持ってきました。
暇でしょうから、オーブに潜入した時に買ったVR機でもって…。」
アスラン
「イザークとディアッカは…?」
ニコル
「ミスリルが撮影した戦闘映像をコピーして貰って、検証しています。
でも不思議ですよね。敵に映像を渡すなんて…。
僕も見ましたが、あそこまでストライクのポテンシャルを引き出すなんて…。」
アスラン
「コウキ…。」
ニコル
「ストライクのパイロットを知っているんですか?」
アスラン
「多分、コウキ・イチジョウだ。」
ニコル
「あのミスリルの…。」
アスラン
「ああ、そう聞いている。
僕の応急処置も彼がやったと聞いた。」
ニコル
「でも彼は、足つき擬きのパイロットでは?」
アスラン
「バルキリーと言うらしい。
離れ小島に遭難した時に彼に会った。」
アスランは遭難した時の話をニコルにした。
…
ニコル
「あの時、そんな事が…。」
アスラン
「彼には格闘戦でも、手も足も出なかったよ。
あえて戦闘映像を渡したのもザフト軍への情報操作の一貫だろうね。」
ニコル
「そんな…。」
アスラン
「プラントでも彼と会っている。
彼は、いやミスリルは、この戦争の禍根を取り除こうとしている様に思う。」
ニコル
「…」
Sideout
Side キラ・ヤマト
キラ
「こ…こ…は…」
ラクス
「お解りになります?」
ハロ
「ハロ!ゲンキ!オマエ、ゲンキカ?」
キラ
「ラクス…さん…」
ラクス
「あらー。ラクスとお呼び下さいな。キラ。でも、覚えていて下さって嬉しいですわ。」
ハロ
「マイド!マイド!」
マルキオ
「彼が目を覚ましたのですね?」
ラクス
「はい!マルキオ様。」
マルキオ
「驚かれたのではありませんか?このような場所で。
ラクス様が、どうしてもベッドはここに置くのだと聞かなくて。」
ラクス
「だって、こちらの方が気持ちいいじゃありませんか、お部屋より。ねぇ?」
キラ
「僕は…」
マルキオ
「貴方はコウキ・イチジョウ氏に連れられて、私の元へ御出でになった。」
キラ
「あぁ…。
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