『GO AHEAD』
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まばたきするのが惜しいほど美しい君達に手を翳す。
記憶が散らばれば良いのに。
夜空に散らばる君達みたいに。
そう思った昨日の夜。
虚しく風に躍らされる落ち葉達。
自由に舞いたい想いを沈めるは当然のこと。
白い雲が少なく、晴天のような空が更に虚しいと思う今日。
冷たい風が躰に触れ、生きてると思わされる。
鼻をすする君は『寒い時期が終わり暖かくなった頃に嬉しいと感じる』なんて言うから、ついつい頷いてしまう。
昼間の半月が此方を見下す。
今日は良くないことがまた起きるだろう。
そう思ってしまう。
大丈夫、いつもだから慣れてる。
君だけが知ってる。
僕の進む先。
僕の運命の行き着く先。
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