アポカリプス
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とは精が出るねぇ……」
そんな最中にマキナが挨拶をした事で、ジャンゴとシグナムは戻って来た二人に気付いて剣舞を止め、挨拶を返した。
「おはよう、マキナ、シャマル。その様子を見る限り、抑制薬は完成したみたいだね」
「おはようございます、ジャンゴさん。おかげさまで嬉しい思い出にもなったわ。ところでシグナム、あなたは少しバトルマニアの衝動を抑えた方が良いと思うわよ。こんな状況なんだもの……」
「ん? ああ……誤解しないでくれ、これはジャンゴ殿に頼まれた事なんだ」
「うん、シグナムは僕の特訓に付き合ってくれてるだけだよ」
「特訓とか理由を付けてもらってるけど、実は手合わせしようと思って来たんじゃないかしら? こんな朝早い時間にわざわざ来てるんだもの、そうとしか思えないわよ」
「ま、まぁ……否定はせん。事実、一度手合わせ願おうかと思っていたのだが、ジャンゴ殿はどうも次元世界の魔法を完全には使いこなせていないようでな。少しばかり指南する流れになったんだ」
「それに……スカルフェイスに勝つためには、僕達もやれるだけの事をしておく必要がある。そこでベルカの騎士の使う魔法や戦術を聞いて、それを自分の戦術と組み合わせられないかと考えた訳だよ」
「あ〜そういや今回のゴタゴタのせいでジャンゴさんに他の魔法を教える時間が無くて、まだ非殺傷設定とバリアジャケット、身体強化と武装強化しか使えないんだった。と言っても世紀末世界で培った戦闘経験だけで十分無双してたから、他の魔法が必要な場面はほとんど無かったんだけど……今となってはその“ほとんど”も埋める必要があるんだよね。それじゃあ講義の再開って事で、確かマザーベースでは……ミッド式、近代ベルカ式、古代ベルカ式の特徴云々まで言って、どれを選ぶのかって所までは話したよね」
「うん、マキナが丁寧に説明してくれたから、ちゃんと覚えてるよ」
「なら次は適性の話でもしてみようか。例えば私やシャマルは治癒魔法の適性があるから、自分や仲間を回復する事ができる。なのはは集束魔法の適性があるから、砲撃や誘導弾が普通の魔導師より使いこなせている。要は個人ごとに向いてる魔法の種類があるんだ」
「私の場合、炎熱変換で魔力が炎になるから、それを剣に纏わせる事で威力を向上させているが、一方で回復魔法とかには全く向いていないんだ。ほら、炎で燃やしながら回復とか、どう見ても変だろう?」
「一言で言えば、リンカーコアにも個性があるって事よ。それでジャンゴさんはどんな魔法が感覚的に使いやすいとか使いにくいとか、大体でも良いからわかる?」
「どうなんだろう……リンカーコアの魔力を知ったのはごく最近だから、感覚って言われてもこれで正しいのか判断が付けにくい。ただ……」
「ただ?」
「僕
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