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外伝
外伝《絶剣の弟子》G
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という。使用するにはALOのセーブデータとサーバー管理者の認可が必要らしい。セーブデータから読み取った情報からアバターの容姿とパラメータを再現し、ALOとほぼ同じ感覚でアバターを操作することができる。俺の場合VRゲームはALOだけである為、フルダイブ後の姿がライトの姿であることにあまり驚かなかった。一方で、ソードスキルや魔法、各種スキルは実装されておらず、武装のスペックも擬似的に再現されているだけで本物とはほど遠いということだ。

「特に要望が多かったので、大きさや重さ、感触は出来る限り再現してありますが」
「……それでも凄いですね」

 今はあまり使われていないというこの空間、以前はアインクラッドフロアボス戦の連携訓練に使用されていたという。何でも、22層にあるログハウスをアスナさんとキリトさんが欲しかったらしく、そこに到達するまで、2人は仲間たちと積極的にボス戦に参加していたらしい。

「では時間の許す限り打ち合いましょうか」
「はい………え?」
「行きますよ」

 頭に鈍い衝撃を感じたと同時に、俺は宙を舞っていた。呆然としたまま墜落し、そのまま壁際まで床を滑っていく。

「ライトさんを襲ってくる相手はたくさん居るでしょう。それに比例して相手の得物や戦術の種類は増えていきます。貴方の戦い方の基礎は今までMob相手に培ったもので十分。ならば対人戦に必要なのは多様な相手にどう対応するか、です」

 気を抜いていたとはいえ、今セラさんが俺を吹っ飛ばしたのが一体どういうものなのかは分からなかった。俺が立ち上がった時にはもうセラさんは技の残滓を解いている最中だったからだ。

「よって私たちは出来る範囲のあらゆる方法でライトさんに襲いかかります。それを覚えて下さい」

 ヒュン、と音がした時はもう頭上から剣が迫って来ていた。ギラリと光るそれをALOで食らおうものなら真っ二つにされかねないが、ここでは多分、先ほどのような鈍い衝撃に変わるのだろう。

「くっ……!」
「それで、どうします?」

 左手に装備した大盾を振り上げ、それを防ぐ。脳を震わせるような衝撃が体を突き抜け一瞬の間、意識に空白が出来る。それから復帰した時にはもう、顎下に向けて鋭い突きが迫っていたーーー







 翌日。

「……はっ??」

 朝、俺は家の床で倒れていた。一瞬、あの後寝落ちしたのかと慌てたが、記憶に刻み込まれた無数の剣閃と鈍い衝撃、それから明日はカイトさんが来るからという連絡事項を思い出して一先ずホッとする。

「……今何時だ」

 時計を見れば後30分で家を出なければ学校に間に合わない。朝ご飯を軽く済ませれば十分に間に合う時間だったが……

「なんかダメだ」

 一昨日と昨日と濃い時間を過ごし
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