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Track 4 ともに目指す場所
活動日誌20 あいは ・ たいようじゃない? 2 『まきりんぱな』
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で緊張してんのかなー? お姉ちゃんもさすがに苦笑いを浮かべていた。
 そんな感じで私達は玄関の方へと歩いていって2階へと歩いていったのだった。
 他の3人は何度も目にしたウチの風景だけど、涼風にとっては初めての光景だからね。
 まして憧れのお姉ちゃんの実家となれば嬉しいんだと思う。少しは親友の実家って部分で喜んでくれると嬉しいんだけど。
 特に何も変哲のない普通の家。それでも嬉々とした表情で見回していた。
 きっと私と亜里沙が真姫さんの家を嬉々とした表情で見回していたのと同じなんだと思う。少しこそばゆくも感じたけれど、嬉しい気持ちで2階に通じる階段を上るのだった。

「……あら、雪穂? それと花陽と凛も……」
「あっ、亜里沙ちゃんと涼風ちゃんも……いらっしゃい?」

 お姉ちゃんの部屋の扉を開けると海未さんとことりさんがテーブルを挟んで向かい合って座っていた。
 テーブルの上にはPCやノートが置かれていた。私達に気づいた海未さん達は少し驚いた顔で声をかけてくれた。そんな海未さん達に笑顔を返して中へ入っていったのだった。

「お疲れさまー。生徒会の仕事?」
「……ええ、まぁ……」
「穂乃果ちゃんが『学院の為にもっと何か考えよう』って言い出したの」
「何かって何かニャ?」
「――それをみんなで考えるんだよっ!」

 そんな2人に花陽さんが笑顔で訊ねる。すると苦渋の表情を浮かべる海未さんが言葉を濁す。そこに苦笑いを浮かべてことりさんが言葉を繋いでいた。
 きっと生徒会長として学院に残すものを考えるのだろう。学院のリボンはお姉ちゃんの代ではあるけれど、絵里さんの発案なんだから。
 お姉ちゃんの生徒会長としての任期も今学期くらいしかないんだし。今から考えているんだと思う。
 そんな言葉に興味を持った凛さんが具体的なことを聞こうとしていた。すると――
 突然部屋の扉の前に立っていたお姉ちゃんが満面の笑みを浮かべて言い切っていたのだった。

 お姉ちゃん達が学院にいられるのは残り1年。生徒会として活動できるのは半年くらい。
 去年の絵里さんのように、自分も何かを残そうと考えていたのかな。いつもの思いつきかも知れないけれど。なんてね。
 どうやらお母さんも戻ってきたみたい。割烹着を下で脱いできたから制服姿に戻っているお姉ちゃんは、お盆にお茶とお菓子を乗せて中まで入ってきたのだった。
 そんな感じで何故か私達もそのままお姉ちゃんの部屋にいた。まぁ、断られてもいないし、私の部屋に移動する必要もないからね。全員で『今後の学院の為の話し合い』をしていたのだった。すると――

「……お邪魔しま――花陽と凛? 帰ったんじゃないの?」

 突然、扉をノックする音が聞こえたと思うと、扉が開いて真姫さんが入ってきた。中にいた花陽
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