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第2話
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生代表』
進行担当の教師がそういうと上級生の主に男子から先ほどと同じざわめきが聞こえる。ざわめきだけでいうと先ほどからもあったが明らかにそれとは違う、見せ物を見るようにニヤニヤとしたざわめきだ。

舞台に1人の生徒が上がる。1人の女子生徒、髪が白く他に比べて一際(ひときわ)目立っている。まるでラノベや漫画の中にいるようなその白髪美人は顔も良かった。

そして、幻想的に思えるその状況で男子達が見せ物気分でいる意味がわかった。




ハーフのような顔立ちは妖精を連想をさせ、皆は彼女をもう人間でなくもっと高位な存在として見ているだろうか。

そんな彼女の話が始まる。

「皆さん、おはようございます。私は生徒会副会長の銀薔薇(ぎんばら)といいます。そして新入学生の皆さん、本日はご入学本当におめでとうございます。みなさんの入学を祝福するように空も雲ひとつない快晴とますます気分の高揚するところかと思います。」


彼女は手元の紙を読み上げていく。容姿の印象と違い事務的なその口調が明確に彼女を物語っていく。

あぁ、あの天使のように美麗(びれい)な彼女がこの世に存在しているのならばゼロより少ないと言ったリアルでのライトノベル展開を僕は受け入れて、砕け落ちるまで彼女に関わるだろう。

彼女のあいさつを流石に聞き飽きてきた僕は自分の中だけでそんな独り言を言う。


気づけば彼女の話が終わっていた。

変な違和感を感じる。先ほどと何も変わらない光景から何かが違うと見渡している浮かれ者が一人。辺りの有象無象がそんな僕を見ている。冷たい目を感じているのだがそんな目に今更引き下がることもできず、血眼とはいかなくとも首を回すのではなく目だけで探す。

違和感はなく先ほどの彼女も美しい白い髪に背中から本当の天使のような白い翼が見え・・・・、




翼が見える。真っ白な白鳥のような翼が見える。

そんなことを気にせずに彼女は舞台を降り、おそらく自分の場所であろう位置に行きフローリングの冷たい場所に座る。翼が後ろの人の邪魔にならないように綺麗に器用に折りたたんでいる。


あれ、あれ人間だよな? 元からあんなんじゃなかったよな?


いくら天使のような顔立ち・髪・む、むむむむ胸を持っているのにもかかわらず、さらにあんな翼を持つとは神々しい。


そしてここで僕は思う。なんで誰も気にしない?確かにふざけてはいたが、本当に翼が生えているようにしか見えない。

僕の目か脳かおかしくなったのか?

そうでなければ、本当に彼女から翼が生えているのか?




客観的にに考えてみよう。と、そこで僕は教室での出来事を思い出す。いきなりクラスの全員が静かになったことだ。

そのことを考
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