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宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 2
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のダメージはないようだが揺れが酷いな。

「真田、防壁の消耗率は?」

「右舷部分の損耗が激しく、平均して43%の消耗です。逆に左舷側の損耗は右舷側に回した13%の消耗で済んでいます」

「データは詳しく取っておけ。後で解析して更なる更新を期待する。他に被害はあるか?」

「先程の揺れで頭をぶつけて気を失ったものが1名、医務室へ運ばれました」

「他にもいるはずだ。恥ずかしがらずに手当を受けさせろ。他に被害がなければ報告はあるか」

「先程のショックカノンですが収束が甘かったようです。何分、テストが出来ていませんでしたから」

「それは調整できるのか?」

「プログラム的なことですので何度かテストを行えれば今日中には修正可能です」

「早速取りかかれ。なお、その際のデータは記録しておくように。ヤマトはテスト航海を一切行っていない艦だ。最適化を行いながら進む必要がある。少しでも違和感があれば報告して改善を行うように。戦闘態勢から警戒態勢に移行」

やれやれ、とりあえずは一つの難関を潜り抜けたな。副長席に身体を深く沈み込ませて、ヤマトの性能に舌を巻く。この艦が、いや、これの量産艦でも良い。それが開戦初期からあれば、もう少し違った未来があったはずだ。だが、この艦も完璧ではない。経験を積んで成長させなければな。

「艦長、司令部より通信です」

長官か、参謀か。長官はともかく参謀とは話が合わないからな。酒を積み込む時に揉めたしな。艦長に丸投げしよう。

「繋げ」

『おおっ、無事だったか沖田君』

「ええ、聞かされていた以上に副長がやってくれました。これで私の不安はなくなりました」

やっぱり不安に思っていたか。まあ、そうだよな。メ号作戦の時も一番損耗が少なかったからな。逃げ回っていたのではと思われても仕方ない。

「このまま本艦は予定を繰り上げてイスカンダルへと向かいます」

『だが、急な発進で最終調整もまだのはず』

「物資の積み込みは完了している。細かい調整が終わってはいないが、このまま本艦が地球に留まれば、再び惑星間弾道ミサイルに狙われるやもしれん。だからこそ、ヤマトは行かねばならない」

『そうか。そこまで言うのならこれ以上引き止めはしない。無事に任務を果たしてくれ』

「了解した」

「島君、このまま大気圏離脱だ。安定翼展開、上げ舵三十」

「安定翼展開、上げ舵三十、ヨーソロー」

そして宇宙まで上がるのだが、速いな。フソウとは大違いだ。

「戦艦キリシマより通信です」

「土方宙将か。繋いで」

『どうやら無事なようだな、沖田、永井』

「フソウより良い艦ですよ、宙将。それから一言良いですか?」

『言いたいことは分かっているから答えを返
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