第17話 遭遇
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を展開して標的を襲撃したのだ。
しかも今回は同時に2人一緒に居たので、嬉しい収穫となった。
「追手が来ないうちに引き上げるぞ」
そうアヴェンジャーが促すが、今回は2人分の私刑時間だったのが災いして、遂に見つかってしまった。
「見つけたぞッ!」
現れたのはシーマだった。士郎はスタンディングでも出遅り、ある程度の足止めにも遭った。何よりも、士郎の位置の方が距離が有ったので、シーマが先に現れたのは当然だった。
「チッ」
姿を見られたことに舌打ちしつつ、口封じのためにと両手に顕現させた黒い炎をシーマに向けて撃ち出す。
「フン!」
自分の当たる直前で黒い炎を切り払うシーマはそのまま突っ込んで行く。
「迅っ――――」
流石は最優のサーヴァント、セイバー。
速度では例外でもない限りランサーの次に早いのがセイバークラスである。
勿論宝具を使用しないことを前提としてだが。
その速度に対して黒炎をさらに放ち続けるも、全て躱されて斬られると思いきや、自分の上に向かい跳躍するセイバー。
さらにセイバーはアヴェンジャーの肩に足を乗せて、彼を無視してアステリオスに向かって行く。
「俺を踏み台に・・・!」
「その者達を・・・・・・放せ!」
「っ!?」
セイバーの剣はアステリオスの片腕を捉えて切り裂いた。
「ぐぅぅっ!」
「浅いか!」
「アステリオスっ!!」
しかし流石のセイバーの斬撃も、アステリオスの腕を少し切り裂いただけで骨にまでは届かなかった。原因はアステリオスの耐久値の高さと今現在弱体化しているセイバー自身にあった。
だがしかし、担いでいた2人の内に1人を救出する事には成功した。
「あと1人――――っと!?」
「図に乗るなッ!」
助けた1人を壁にもたれ掛けさせて、さらにアステリオスに攻撃しようとした時に、後ろからアヴェンジャーの黒炎を咄嗟に躱す。
アヴェンジャーは躱されても間髪入れずにセイバーに向けて黒炎を放っていくが、全て躱され切り払われて行く。
「う、おぉおおぉおおおっ!!」
「クッ!」
さらには1人少女を奪い取られた事により、片腕が解放されたアステリオスが負わされた傷に構わず切り裂こうと、いつの間にか持っていた斧でセイバーに迫る。
それをすべて躱し、さらには少女を抱え上げて壁を伝い飛んで路地入り口近くまで跳ぼうとするが、アヴェンジャーの攻撃に阻まれて逆な更に奥に着地する事になった。
(流石に状況的に不利か!)
彼方は傷を負っているが実質2体1。
しかもこちらは救出した1人の少女を担いでいるので、さらに不味い。
こうなっては撤退する事も難しくなってきたが、
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