『Liar』
[8]前話 [2]次話
ケガレを知らぬ頃は色が在った。
ケガレてしまった頃、色を失った。
防ぐほどのチカラなんて無くて...それでも言い訳だと責められ罵られ...。
闇が覆う時間にまた怒りと憎しみ倍増。
壊れた躰と心は血塗られゆく。
壊れきった魂が行き着く先は妖しく美しい華が一面拡がる処。
陽の光を浴びて生きてく。
偽物の光を...。
道が在るのなら進んでく。
あなたが支配するのは此の躰。
心迄コントロールされてたまるか。
そこまでさせない。
いつか此の感情あなたに向かって暴発させる。
そう、いつか刃を向ける。
あなたを支配してみせる。
その時まで生き抜こう、意地でも。
蒼い海に吸い込まれ、闇夜に浮かぶ月を海面から眺めた。
まるで、もう死んでるかのような夢心地。
都合のいい言葉を並べてく。
誰にも響かない、誰にも届かない言葉を...。
虚しくも消えゆく言葉と二度と癒されない深い傷跡。
引き替えに得た此の殺人兵器を忍ばせ近づく。
あなたに最上級の嘘を付いて。
きっと見事な馬鹿っぷりを見せてくれるでしょう。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ