第23話 果てなき輪舞(ロンド)
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ると良い。」
シモンズ
「あら、簡単に出来たわ。
…
内容も申し分ない。」
光輝
「ウズミ様には別途、報告書は送ってあるので心配ない。」
シモンズ
「そう言えば、オーブが200万人分の緊急支援を表明したわね。
貴方の差し金でしょう。」
光輝
「この映像を見てくれ。」
シモンズ
「これは、かっ火星?」
光輝
「正解、火星だよ。
火星に合成食材の製造プラントと資源プラントを建設中だ、
オーブに寄贈した輸送潜水艦の設計図をロードしてくれ。」
シモンズ
「何よこれ…。
ワープ航法、重力制御、慣性制御…。」
光輝
「ワ−プはフォールドと呼んでいる。同様に通信もフォールド通信で火星ともリアルタイムで通信出来る。
ミスリルで算出した、地球の自転速度と公転速度だ。」
シモンズ
「あら、地球の軌道がズレているわね。」
光輝
「今は修正可能な範囲だ。目に見えて狂ってはいない。
プラントの建設資材などを宇宙に送っているんだ。
地球が軽くなり、自転や公転が変わるのも無理のない話さ。」
シモンズ
「それで火星から資源を輸入するのね。」
光輝
「それも一理あるが、海底資源は次の世代に残して置きたいからな。
長期的に見て、火星の軌道を地球に近付ける。
火星は第二のフロンティアとなる。」
シモンズ
「呆れたわね。
火星を開発するには、ナチュラルとコーディネイターが協力するしかないのね。」
光輝
「プラントには私の論文を送ってある。
そのファイルのタイムスタンプには地球の公転周期と自転周期、重力値を混ぜてある。
それを見つけた時、プラントは気付くのさ、地球と戦争していられないと。」
シモンズ
「それだけじゃないでしょう。」
光輝
「文化的な孤立を選ぶか、選択肢を用意してある。
文化は1世代で成し得ない物である。
それに気付くとコーディネイターは地球と共存共栄を選ぶ派閥に吸収される。」
L.A.I社員
「コウキ殿。ルカ・アンジェローニ殿をご案内致しました。」
光輝
「ありがとう。通してくれ。」
ルカ
「失礼します。」
光輝
「紹介するよ。
こちらはL.A.I社の社長のルカ・アンジェローニだ。
で、こちらがモルゲンレーテとのパイプ役になってもらうエリカ・シモンズだ。」
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