第一章:旧校舎のディアボロス/初覚醒のスレイヴ
Change1:機人の日常〜A breath of peace〜
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どうも、神無月 進だ。あれから一年後俺は高校二年生に進級した。俺が生まれた世界と比べれば平和に暮らしている。一応あいつから頼まれたこの世界の厄災に備えて。自分の実力と言うか力量を確認したが、かなり下がっていた。例えるなら全盛期の1/1000になっていた。他にも“機人化“しようと試みたが、Updatingと表示されるだけで“機人化“出来ずにいた。だがこの世界の上級レベルの異形や特異な能力者は倒すことが出来たからしばらくは問題ないだろう。
「「「待てぇぇぇぇぇ!」」」
俺が今後についてこの駒王学園の廊下で黄昏ていると茶髪の青年とメガネの青年とスポーツ刈りが特徴の青年三人組と、その三人組を追いかける柔道着を着ている女子がこちらに向かって来ていた。まあ、あの三人組は俺のクラスメイトなんだが、
またのぞきをしたなあいつら・・・・・
「ヤバイ!目の前にいるのシンじゃね?」
「くっ!仕方ない、シンには此処で我々の犠牲になって貰おう?」
「ならば?」
「「「シン覚悟ぉぉぉぉ!」」」
どうやら俺を盾にして逃げるつもりだろうが・・・
「力量を考えたらどうだイッセー、元浜、松田」
俺は襲いかかって来る三人組をの足を掬いそのまま転倒させた。
「「「ぎゃぁぁぁ!!!!」」」
三人組は走った勢いを残しながら転んでいった。
「全くいい加減に女子の着替えを覗くのはやめろよな。」
俺は廊下の隅にのびている三人組にそう言葉を残し教室に戻りにいく
「相変わらず常人とは言えない身のこなしじゃのう、シン」
「ん、羽衣か。まあ当然の事をしたまでだがな」
するとこの学園の三大お姉さまの一人羽衣 九狐がいた。
俺やイッセーと同じクラスメイト、そしてまあ友達だ。
「やはり面白い奴じゃ、ますますおぬし興味が湧いてきたぞ。」
羽衣いわく俺を一目見たときから俺自身に興味があるらしい。迷惑ではないがこんなやり取りをしていると・・・・
「あ、また進君と羽衣様がならんでいるわ?」
「クールな騎士様に天下の姫様のツーショットだわ!」
「ああ、美しい・・・」
「萌の花が、萌の花が止まらないのー!」
と、このよな会話が始まってくる。特に女子受けがひどく多く疲れる。
「妾達はどうやらお似合いだそうじゃのう、シン」
「どうでもいいだろ、ほらもうすぐ授業だから教室に戻るぞ、羽衣」
「ノリが悪いのう、まあ進らしいから仕方ないのう」
羽衣は怪しい笑みを浮かべながら俺と教室に戻った。
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