ガンダムW
1509話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
深いキスをして、ようやく落ち着いたのだろう。2人が再び俺に抱きついてきて、そのままベッドへと倒れ込む。
だが、ベッドの上の行為はそれ以上進む事はなかった。
俺を含めて3人がお互いに抱きしめ合っているだけだ。
そのまま10分程、凛と綾子がようやく落ち着いてきたので、手を離す……と、次の瞬間には凛が俺から離れて枕へと顔を押しつける。
いや、それはいいんだが……ミニスカートなだけに、薄い青の……それも精緻な飾りの下着が見えてるんだけど。
まさに眼福と呼べる光景だ。
にしても、聖杯戦争の時もそうだったが、凛はミニスカートに何か拘りでもあるのか?
あの時は冬まっさかりだったにも関わらず、ミニスカートだった。
そして今も、このW世界ではまだ3月で春になりきっていない、冬の名残がある時季だというのに、ミニスカートだ。
……いやまぁ、凛と綾子がW世界に転移してきたのが半ば偶然だったという風に考えれば、その辺は仕方がないのかもしれないが。
「あああああああああああ」
悶えながらベッドの上をゴロゴロと転がる凛。
一応ダブルなので、ベッドの大きさがそれなりにあるから出来た事だ。
「どうしたんだ、あれ?」
「あー、うん。凛はその、アクセルと会った時には色々と言ってやりたい事とかあったらしい。それにもっとロマンチックな感じでの再会を夢見てたんだよ」
「ちょっと綾子!」
枕に顔を埋めたまま叫ぶ凛に綾子は小さく苦笑を浮かべる。
「ま、そういう事。……ああ見えて凛は乙女なんだよ」
「……なるほど」
凛の様子に、ひとまず納得する。
その言葉がまた、凛にとっては面白くなかったのだろう。不満そうに再びゴロゴロと転がる。
「ま、そのうち立ち直ってくるから、気にしないで欲しい。……それより、アクセル。本当にこうしてまた会えるとは思わなかった。凛が色々と研究して、宿題がどうとかで宝石剣作りだしたりしたけど……」
「そうか。……そうだよな。こうして別の世界に来ているということは、魔法を実現したのか」
つまりは、そういう事になるのだろう。
「……そうよ。なのにあんな風になっちゃうなんて……本当なら、もう少し、こう……」
枕に顔を埋めながら呟く凛。
そんな様子に思わず笑みを浮かべる。
確かにあの聖杯戦争の時に比べると、凛も綾子も随分と大人っぽく……いや、女っぽくなっている。
凛はその美しさに磨きが掛かり、それでいて凜とした美しさを持っている。
綾子は本人の雰囲気は武人然としているのだが、凛よりも発達しているその身体つきがどうしても女の色気を匂わせていた。
特に印象が変わったのは、やっぱり綾子だろう。
以前は肩くらいまでしかなかった髪が、今ではロングヘアーになっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ