暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
人形-マリオネット-part1/暗躍する宿敵
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だろうな……『    』よ」



その頃…アルビオン大陸。
「で…あのアルビオンの虚無の使い魔の居所は?」
「今度こそ行方がわからなくなった。戦闘中、ダイナが青い姿になったところで、ダークフィールドに穴を明けられ、そこから放り出された。後はわからん」
大陸の地下に建造された秘密の怪獣貯蔵庫にウルトラマンダイナことアスカが、誘拐したシュウを取り戻すために進入したと聞き、すぐにメンヌヴィルを派遣したシェフィールド。
だがどうもあの後、ダイナの手によってシュウはどこかに逃がされてしまったそうだ。
ダイナの存在は不測の事態ゆえ保有している怪獣たちをあまり利用したくはなったが、ダイナほどの相手に立ち向かうには、通常の怪獣以上の力を持つ存在を当てなければならない。それがメンヌヴィルことダークメフィスト以外になかった。
「…………」
シェフィールドは前回と同じく機嫌を悪くした。前回のように役立たずと罵りたいくらいだったが、堪えた。少なくとも、ウルトラマンネクサスの一部のデータを入手することができた。別に実験にかけるなとは、この男や彼と結託している『あの女』からも言われていない。少なくとも「殺してはならない」とだけ言われていたのだし、この男も目の前で黙認していた。『奴のエネルギーのデータ』が取れただけでもよしとしよう。
「…いいわ、いちいち文句を言うより、次の手を考えましょう」
「おや、お咎めは無しか?」
「あなたたちに仕事を持ちかけたのは私よ。私にも責任はあるわ」
こんな享楽戦闘狂のために責任など取りたくないが。失敗したのなら次の手を何度でも講じるべきだ。あの方は『最終的に目的に達する』ことよりも『最後に楽しむ』ことを望んでいる。一度や二度の失敗にこだわる人ではないということについては幸いだ。
「アルビオンの虚無と彼女を保護している空賊の船の落下地点については、ある程度の予測が付いている。そうだったわね」
シェフィールドが傍らにいるクロムウェルに向けて問う。
「ええ、場所はトリステイン西側に点在する森林地帯。アルビオンからはあまり大きく離れてはおりませぬ」
「ここから近いのなら、虚無と…彼女を確保している空賊たちは身を隠すためにもすぐには動けないはず。
なら、まずは逃げたウルトラマンの居所を探りましょう。奴のエネルギー周波数は実験で得たデータを元に割り出せるはずよ。奴を今度こそ無力化して捕まえるか殺す…その間に虚無の方には、例の刺客を送り込むわ。
そしてウルトラマンゼロには、『彼女の人形』に動いてもらう」
「人形?まだ動いていなかったのか」
「タイミングを伺っていた時間が長いだけよ。けど次こそは動き出して、奴を殺すか捕まえてここに連れてくるように、彼女には指令を出している。後は彼女たち次第ね」
「俺はどうする?」
「あな
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