第三章 エリュシオンの織姫
第9話 人類の挑戦
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※アウラはなぜ遥花達を治療しなかったのか
改造被験者保護施設は「衛生省」という省庁により設けられている。この衛生省により保護対象として登録された被験者が、国の管理下で施設に入ることができる。遥花も仮面ライダーAPに救出された直後に、衛生省から登録を受けていた。
こうして国に「改造人間にされた被験者」として登録された彼らが、アウラの治療を受けると「生涯治らないはずの改造体が、不可思議な現象で生身に戻った」という記録が残ってしまう。
万一、アウラを狙う諸外国にその記録を嗅ぎつけられた場合、彼らの狙いが日本に及ぶことになる。イリーガルな手段を辞さない連中が、日本に足を踏み入れれば何をするかわからない。
無関係な日本の人々を、アウラの力を狙う勢力から守るためには、遥花達の救済を地球人の科学力に託すしかなかった。そうして、結城丈二を筆頭とする研究チームが組まれたのである。
ただ、サダトだけは例外だった。彼は公式記録上「5月に消息を絶った行方不明者」でしかないため、衛生省の登録も受けていない上に改造人間にされたという物的証拠もなかった。彼がアウラの治療を受けても問題なかったのは、こっそり人間に戻っても衛生省にバレない身の上だったためである。
ちなみに、衛生省というネーミングは「仮面ライダーエグゼイド」から。上記の内容を作中にぶち込む余地がなかったので、こちらに記載させて頂きました。ご了承ください。
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