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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第百九十八話 負の遺産
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。帝国を守るため一千万人殺した、もう逃げられぬと」
「……」
「これから先、あれが歩む道はさらに血が流れよう。権力など望んでおらぬのに権力者の道を歩まねばならん。哀れなものよ」
「……」
父はヴァレンシュタイン元帥を気遣っている、哀れんでいる。ふとある噂を思い出した。
「お父様、ヴァレンシュタイン元帥はお父様の血を引いていると聞いた事が有りますが……」
私の問いに父は直ぐには答えなかった。黙ってバラを見ていたがやがて呟くように言葉を出した。
「予の血など引いてはおらぬ。あれは我等のような罪深い人間ではない。新たな帝国を創る輝かしい人間なのだ……」
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