暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1507話
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なかったんじゃなかったか?
 確か、魔術基盤がどうのこうのという話を寝物語に凛から聞いたような覚えがあるような、ないような……
 それでも凛は生身での戦いを訓練しているし、綾子にいたっては半サーヴァントと呼んでもいいような状況だ。
 拳銃を持っている相手程度では……いや、魔術が使えないと凛にはちょっと厳しいか?
 綾子ならよくあるように、物干し竿を使って弾丸を斬るなんて事も普通に出来そうだが。
 ともあれ、この2人をこのままにはしておけない。ある程度の金も手に入った事だし、連合軍やOZに見つからないようにどこかのホテル……きちんとしたホテルだと金が足りない可能性もあるし、費用といざという時すぐに逃げられるように、モーテルのような場所がいい。

「出来るだけ、早く起きてくれるといいんだけどな」

 さっきのようなやり取りがあったのにも関わらず、未だに意識を失っている2人を見て呟く。
 モーテルを借りるにしても、1人ならともかく2人が意識を失っている状況というのは色々と勘ぐられやすい。
 その辺を考えると、出来ればどっちかだけでも目を覚ましてくれれば助かる。
 1人の男が意識を失っている2人の女……それも両方とも極めつけの美人を連れているのと、起きている2人の男女が1人の女を連れている光景。
 どこからどう見ても、後者の方が安全であり、疑われないだろう。
 まぁ、ここでどうこう言ってても仕方がないか。
 とにかく、何とか2人をゆっくりと休ませる事が出来るような場所を用意して、これからの事を色々と考える必要があるだろう。
 最悪、ニーズヘッグでホワイトスターに帰るという事も検討する必要があった。
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