事件の真実が分かるのか
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いのはどんよりだから」
「言うな!!」
なんとか自分の怪我はヴァイスのせいじゃないとフォローするラグナであったが、それでも自分の責任だと感じ続けている。
「とりかく、もう俺は…」
「ちょっと待って、もうすぐお薬の時間だから」
そう言いながらバックから薬と水の入ったペットボトルを取り出すラグナ。
「薬?」
するとヴァイスは何かを思い出した。資料で見た3人目の被害者の足元近くに、薬のシートが落ちてた事を。そして4人目でヴァイスが発見した薬の包み紙を、それを考えてある結論に思いつた。
「ラグナ」
「ん?」
「ありがと」
お礼を言ってそのまま走り去っていった。
「お兄ちゃん…がんばってね」
ラグナは少し微笑みながら兄の背中を見つめて応援した。一方、ヴァイスもすぐオウタに連絡しながら急いで走った。
[俺の考えが正しかったら!!]
ヴァイスが走ってるとジャスティスハンターはどこかに向かって行った。
一方その頃、高級そうなオープンカーの周りで、見るからにガラの悪そうな若者達が集まっていた。すると昨日【029】にバイアルコアを与えたハートが近づいてくる。
「ああ?なんだテメェは?」
リーダーらしき男が違法改造したナイフ型デバイスを片手に、ハートに威嚇し始めた。
「随分と目立つ格好だな?この辺りは俺達の縄張りだと知ってるのか、あぁ〜〜〜ん?」
デバイスを近づけてがハートはそんなもの見る気はなかった。
「良い車だな?」
「あぁ?」
するとハートの周りから重加速が起きた。不良達は驚いてしまったが、ハートはそんな彼らを軽く投げ飛ばし。
「じゃあ、この車はしばらく借りるぞ」
そのまま奪った車を走らせるハートは、一軒のカフェの前に停車して中に入る。そこにメガネをかけて緑のジャケットを着込んだ青年が座る席を見つけて座った。
「よう、ブレン」
「ハート」
メガネの青年はブレンと呼ばれハートの仲間らしい。
「全くハートは、本当に自由奔放で目立ちたがり屋で無計画な」
「良いじゃないか。ブレンもたまには笑顔で迎えろよな」
「んん…私にそんな」
ハートの言葉に少し困惑し始めるブレンだが、すぐに本題に入った。
「昨日、【029】に新しいボディを与えた」
「そうですか…私の勘だと、もうすぐ進化するかもしれませんね」
それを聞いたハートはとても面白いことが起きるかもという顔になる。
それから機動六課の会議室では、なのは達とヴォルケンリッターとロングアーチ達が事件についての会議をやっていた。
「ええっと…何度調べても被害者達の接点はゼロ」
「やっぱり無差別なのかな?」
「だけど、それでも不審
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