暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜赤と紅と緋〜
第1章
旧校舎のディアボロス
第8話 はぐれ悪魔祓い
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いまからおまえの心臓(ハート)にこの刃をおったてて、このイカす銃でおまえのドタマに必殺必中フォーリンラブゥ、しちゃいますぅ!」

 イカレた表情を作り、神父が飛びかかってくる!

「うわっ!」

 光の剣の一振りをすんでのところで身をかがめてなんとか躱す!

「バキュン!」
「ぐあぁぁっ!?」

 後ろから左足を撃たれてしまい、足に凄まじい激痛が走る!
 この痛み!? 撃たれただけだからじゃない!

「エクソシスト謹製、祓魔弾。お味はいかがっスかぁ?」
「くぅっ・・・・・・こんのォォッ!」

 俺は神器(セイクリッド・ギア)を出すが、神父は愉快そうに笑うだけだった。

「おおぉっ! まさに悪魔! そのほうがこっちも悪魔祓いの気分が出ますなぁ!」
「でぇぇあぁぁぁッ!」
「残・念!」

 ズバッ!

「ぐあぁっ!?」

 俺は神父に殴りかかるが、あっさりとかわされた挙句、神父に背中を斬りつけられてしまった!

「ぐっ・・・・・・ぅぅ・・・・・・」
「おやおや、見かけ倒しっスかぁ? というのが一番ムカつくざんす!」

 神父がキレた笑いを発しながら、俺にトドメを刺そうとしてきた!

「きゃあああ!」

 瞬間、神父の背後で悲鳴があがった。
 神父と一緒に後ろのほうを見ると、金髪のシスターが男性の遺体を見て呆然としていた。
 そして・・・・・・そのシスターを俺は知っていた。

「おんやぁ? 助手のアーシアちゃん」

 神父がシスターの名を言う。
 そう。そのシスターは、つい先日出会ったアーシアだった!

「結界は張り終わったのかなぁ?」

 神父はアーシアに声をかけるが、アーシアは男性の遺体の惨状に目を奪われていて、聞く耳を持っていなかった。

「・・・・・・これは・・・・・・?」
「そうかそっかぁ。キミはビギナーでしたなぁ。これが俺らの仕事。悪魔に魅入られたダメ人間をこうして始末するんっス」
「・・・・・・そ、そんな──あっ!」

 アーシアが初めて神父のほうへ目を向ける。当然、俺のことも視界に入る。
 そして、俺とアーシアの目が合ってしまった。

「イ、イッセーさん・・・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・アーシア・・・・・・」
「何なぁにぃ? キミたちお知り合い?」

 神父の問いに答えず、アーシアは俺に訊いてくる。

「どうして、あなたが!?」
「・・・・・・・・・・・・ごめん・・・・・・俺・・・・・・悪魔なんだ・・・・・・」
「悪魔・・・・・・? イッセーさんが・・・・・・?」
「騙してたんじゃない! だから、キミとは・・・・・・もう二度と会わないほうがいいって・・・・・・決めてたのに・・・・・・っ!」

 俺の言葉
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