第1章 番外編 誰かの想い、自分の想い
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を持ってないって事と、俺の魔法は俺の意思以外では消えないんだよ」
「くっ、うぉぉぉ!!!」
強くなった炎が水を蒸発させていく。それに痺れを切らしたレオがその炎の中を突っ切ってレイに突撃して行って剣を振り下ろした。
「愚策だぜ、てめぇ」
振り下ろした剣に蹴りを入れた。剣はまるで硝子のように砕け散った。
「何故だ…想いの入ったこの剣は…決して…」
剣を無くした事により戦意が失われてその場で項垂れ膝を付く。
「想いの力ってのがそんなに凄いかよ」
「!?」
その言葉に顔を上げてレイの顔を、基ルイスの顔を見上げる。
「誰かにそうして欲しい、誰かにそうしてもらいたい…人任せの何物でもねぇ。そんなもんがすげぇ訳ねぇだろうが!!」
「………」
「誰かじゃねぇ、自分がそうしたいからやるんだろうが、その方がよっぽどすげぇしつえぇよ」
レイは氷の剣を持ち振りかぶる。
「俺は俺のために動く。ルイスはそのための道具だ」
振り下ろしレオの首を切り落とした。ほとんど透明な氷の剣を血で赤く染め上げ呟く。
「79」
と…
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