459部分：第六十四話 サジタリアスの雷その四
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「その魔の霧か」
「その通りだ。先程も言ったが」
サリアの言葉は冷徹なものだった。
「この霧を破れたのは貴様達だけだ。そう」
「そう？何だ？」
「スコーピオンよ」
ミロを見る目がさらに鋭くなった。
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