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テキはトモダチ
8. 夜の密会 〜電〜
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るのが二時間ほど早くなりましたね。どこか行くところがあるみたいで……」
「どこ行ってるか大淀さんは知ってるのです?」
「聞いてないので分かりませんね。でもだいたい、次の日はすごくスッキリした顔になってますよ?」

 次の日すごくスッキリした顔になっている……!! いけない……私にはすべての言葉がショッキングピンクに色付けされて聞こえてしまう……この『スッキリ』という大淀さんの言葉にしても……

『ぐへへへへへ……集積地はたまらんのぅ……スッキリしたぜ……(ゲスい声)』

 という、ドクズの代表格みたいなセリフに聞こえてきてしまう……。

「提督、どこで何やってるんでしょうか……」
「さっきも言ったのですけど、司令官さんはどうやら集積地さんのところに行ってるみたいなのです」
「ああそういえば……」
「集積地さんの話によると、毎晩毎晩色々なものを溜めた司令官さんが、集積地さんにそれを出していくらしいのです」
「……?」
「それを集積地さんは、司令官さんの加齢臭を我慢しながら寝っ転がって受け入れているらしいのです。でも毎晩毎晩続くから寝不足で大変らしいのです」

 私は間違ったことは言ってないはずだ。二人の会話をそのまま要約したはずだ。

「……」
「んー……」
「……」
「……え!? それって……ぇえッ!?」

 大淀さんはしばらく考えた後、突然ハッとした表情を浮かべ、そのまま顔を真っ赤っかに染め、目に見えて焦り始めた。汗をだらだらとかき、急に両手をおたおたと振り始める大淀さんのメガネの向こう側の両目が、なんだかぐるぐる回っているように見える。

「つ、つまり提督は……集積地さんと……!? ぇえッ!?」
「かもしれないのです……」

 新鮮だ……こんなにうろたえた大淀さんは初めて見る。任務娘として私たちと一緒にこの鎮守府に赴任してきてからこっち、大淀さんはいつも冷静で落ち着いた様子だったのだが……

「え……そんな……提督が!? やだ……ウソ……ぇえ!?」

 この人、こんなにうろたえる人だったんだ。

「ホントのところはよく分からないですけど、二人はそんな感じの会話をしていたのです」
「そ、それが本当だとしたら……ああああ……提督……なんてふしだらな……」
「とりあえずちょっとお茶を飲んで落ち着いて欲しいのです」
「あ、あぁ、すみません電さん。で、ではちょっと失礼して……」

 両目をぐるぐると回したまま、大淀さんは震える両手で湯のみを持ち、静かに熱いお茶を口まで運んで……

「あちッ!?」

 と舌を火傷していた。なんだかこの大淀さんが可愛く見えてきた。

「た、大丈夫なのです?」
「つつ……だ、大丈夫です。それより……」
「?」
「……これは鎮守府の風紀上、看
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