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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
闇-ダークネス-part3/繰り返される別離
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スト。
またお前か、そう言いたげなほど二人は顔を歪めた。
「要は、ロクでもねぇ野望だろ」
「素直に己の残忍さを省みず、聖人ぶった偽善を振り撒く貴様より素直だと思うがな。
それと、俺の獲物に余計な知識を感情を植えつけないでもらおうか?下手に腑抜けられては、俺が面白くない」
さっきの二人を見たのか、メンヌヴィルはまるで三流ドラマを視聴して不満を爆発させたかのような、いかにも自分は不愉快だといっているとしか思えないほど顔を歪めた。
「お前も来いよ。素直に自分の闇を解放しろ。そして心行くまで殺し合おうじゃないか。心地いいぞ?
強者が強者を焼き、その臭いを嗅ぐ瞬間は」
しかしすぐに下卑た笑みを見せながら、メンヌヴィルはシュウに向けて手を伸ばし、こちらへ来るように手招きする。アスカは心底カチンと来た。
「ざけやがって…依頼人からの頼みとか、訳のわからないことを抜かしシュウを浚っときながら今度は勧誘かよ」
「貴様は後で遊んでやる。依頼人からの頼みもある以上、まずはそいつを確保しなくっちゃな。
『あの男』以外で初めてだ、本気で殺し焼きたい奴が現れたのは」
そういってメンヌヴィルは、ダークエボルバーを取り出し、左右にそれを引っ張ると、闇の波動がスパークし、彼を闇の巨人…ダークメフィストへ姿を変えた。
「…そんなに望むなら、戦ってやる」
ご指名を受け、シュウは自らこの男に…目の前に現れた黒い巨人へ引導を渡さねばと、エボルトラスター取り出そうとする。
だがしかし、アスカがシュウの前に立ち、リーフラッシャーを握ってメンヌヴィルと対峙した。
「こいつは俺がやる。シュウ。お前は下がってろ」
「貴様も獲物としては悪いもんじゃないが、そろそろ俺も仕事を優先しないといけない。
そこをどけ」
「なんでてめえみたいな野郎の要求を聞かなくっちゃならねぇだよ」
今は邪魔だと言いたげに、メフィストはシュウのほうを見ながらアスカに退くように言う。
だが、アスカは当然ながらそれに従わなかった。
「…やはり貴様から殺すことにするか。そいつは俺の獲物だ。心を闇に染めた状態でいてもらわないと困るんでな。まぁいい。貴様もまたウルトラマンだ。楽しく殺し合えるだろうな」
それを聞いて、アスカは激情を露にする。ここまで人殺しを楽しむような外道はアスカ自身、覚えこそあるが…これまで彼自身が戦ってきた敵の中で、この男はトップクラスの邪悪さだった。地球人を『無意味な存在』の一蹴で滅ぼそうとした下衆異星人の比でもない。
「心を闇に?てめえ、まさか…シュウをこれまでとことん追い詰めようとしているには、ロクでもねぇ企みがあるからってことか!一体何が目的だ!?」
こいつはウエストウッド村の壊滅に携わった奴の仲間で、自分たちの身勝手な欲望のために彼らを苦しめてきた。シュウはただでさえ少
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