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あの熱を、もう一度 〜響け!ユーフォニアム〜
第1回 惰性のサクソフォン 中編
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携帯の番号を交換しさて次の会話へ、と行こうとしたとき教室のドアが開いた。

「はいはーい、座った座った!ホームルーム始めるぞー」

気だるげな様子で、教室のドアを開け担任が教室に入ってきたことで、それまでにぎやかに談笑していた生徒たちも、一様に指定された自分の席へと戻り始める。

教室を見渡して皆が席に戻ったのを確認した後、出席簿を開く。

「このクラスの担任の今西です。これから一年よろしく。
 それじゃあ、名前確認するから返事をするように。」

そう言い、今西は順々に名前を読み上げる。
呼ばれた者は、それに対して返事をしながら確認の作業を済ませていく。

担任教師による名前の確認を終え、軽い連絡事項の受けるだけで本日は解散。
和樹も含めほとんどの生徒たちは各々荷物をまとめ、帰り支度を始める。

荷物を鞄に詰め終え、帰宅しようと和樹が立ち上がると隣の席のちかおと斜め前の秀一から声がかかる。

「なな、水上!今日から部活の見学あるらしいんだけどさ、吹部見にいかね?塚本も一緒だし」
「そうそう、行こうぜ?」

「んー、いいよ」

それを聞いた和樹は、一瞬考えるそぶりをしてからすぐに返事をする。
―やりたいこともないし、いっか―、そんな軽い気持ちで返事をした和樹だったが、
ちかおと秀一は、それを聞いた瞬間に喜びを前面に押し出し、

「うっし!それじゃ早速行こうぜー!」
「ほら、早くしろよ。水上」

「お、おう。」

和樹はその勢いに押される形で、後ろからゆっくりとちかおと秀一の後を追い音楽室へと向かった。
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