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転生とらぶる
マブラヴ
1506話
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スをし、コーネリア、マリュー、スレイ、シェリル、あやか、千鶴、円、美砂、エリナ、ミナトと順番に唇を重ねていく。
 深いキスではなくても、11人もの人間とキスをするとなれば、当然時間が掛かる。
 ……他にもシャドウミラーの幹部陣が集まってきているので、そっちには悪いと思うんだが。

「アクセル、気をつけてね?」

 唇を離したミナトが、そう告げる。
 レモンと違う事を言っているのは、やはり俺との付き合いの長さによるものだろう。
 エリナもそうだが、ミナトも俺と付き合い始めてからはまだそれ程経っていない。
 つまり、それだけ俺の事を理解し切れていないという事か。
 そうして恋人達との口付けを終えると、次に他の面子に視線を向ける。
 イザークは何だか深い溜息を吐いているし、ムウは口笛を吹いてナタルに注意されている。
 アウル、スティングの2人は照れくさいのか頬を赤く染めていた。
 他の面子もそれぞれ色々な表情をこちらに見せている。

「アクセル」
「アクセルさん」

 そう言って前に出て来たのは、ラピスと、そのラピスに手を引かれたルリ。

「2人共、どれくらい留守にするのかは分からないけど、それでも俺が帰って来る頃には、お前達も学校に通ってるんだろうな。その姿を見る事が出来ないのは、ちょっと残念だ」
「アクセル」

 再び短く俺の名前を呼ぶラピス。
 基本的に無表情なので、表情は変わっていない。
 だが、それでも少し寂しげにしているというのは十分に理解出来た。
 ……ラピスが俺の養子になってから、まだそんなに長い時間は経っていない。
 だがその短時間でここまでラピスの感情を取り戻したのだから、俺の仲間は色々と凄い奴が揃っているって事か。
 中でも熱心にラピスの面倒を見ていたのが、ルリとミナト、千鶴、マリューの4人だが。
 母性が強い、またはラピスを特に可愛がっている面々。
 他の面子もラピスを嫌っているという訳ではなく、特にこの4人がラピスを可愛がっていただけだ。

「ラピス、じゃあちょっと行ってくるな」

 クシャリ、とラピスの頭を撫でながら告げると、ラピスがそっと俺の服の裾を掴む。
 何だかんだと、ラピスもまだまだ子供だという事なのだろう。
 表情が殆ど変わっていないが、それでも寂しそうにしているというのは雰囲気で分かった。

「少し遅くなるかもしれないけど、俺に危険はないから安心しろ」

 正確には、危険があっても俺には意味がないのだが。
 それでも俺の言葉に少しは安心したのか、ラピスはそっと手を離す。
 最後に再びラピスの頭を撫でてから、俺はゲートの……リュケイオスの下へと向かう。
 空間倉庫の中には、既にゲートやマーカーといった物や、サラマンダー、ミロンガ改、ニーズヘッ
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