マブラヴ
1506話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
スをし、コーネリア、マリュー、スレイ、シェリル、あやか、千鶴、円、美砂、エリナ、ミナトと順番に唇を重ねていく。
深いキスではなくても、11人もの人間とキスをするとなれば、当然時間が掛かる。
……他にもシャドウミラーの幹部陣が集まってきているので、そっちには悪いと思うんだが。
「アクセル、気をつけてね?」
唇を離したミナトが、そう告げる。
レモンと違う事を言っているのは、やはり俺との付き合いの長さによるものだろう。
エリナもそうだが、ミナトも俺と付き合い始めてからはまだそれ程経っていない。
つまり、それだけ俺の事を理解し切れていないという事か。
そうして恋人達との口付けを終えると、次に他の面子に視線を向ける。
イザークは何だか深い溜息を吐いているし、ムウは口笛を吹いてナタルに注意されている。
アウル、スティングの2人は照れくさいのか頬を赤く染めていた。
他の面子もそれぞれ色々な表情をこちらに見せている。
「アクセル」
「アクセルさん」
そう言って前に出て来たのは、ラピスと、そのラピスに手を引かれたルリ。
「2人共、どれくらい留守にするのかは分からないけど、それでも俺が帰って来る頃には、お前達も学校に通ってるんだろうな。その姿を見る事が出来ないのは、ちょっと残念だ」
「アクセル」
再び短く俺の名前を呼ぶラピス。
基本的に無表情なので、表情は変わっていない。
だが、それでも少し寂しげにしているというのは十分に理解出来た。
……ラピスが俺の養子になってから、まだそんなに長い時間は経っていない。
だがその短時間でここまでラピスの感情を取り戻したのだから、俺の仲間は色々と凄い奴が揃っているって事か。
中でも熱心にラピスの面倒を見ていたのが、ルリとミナト、千鶴、マリューの4人だが。
母性が強い、またはラピスを特に可愛がっている面々。
他の面子もラピスを嫌っているという訳ではなく、特にこの4人がラピスを可愛がっていただけだ。
「ラピス、じゃあちょっと行ってくるな」
クシャリ、とラピスの頭を撫でながら告げると、ラピスがそっと俺の服の裾を掴む。
何だかんだと、ラピスもまだまだ子供だという事なのだろう。
表情が殆ど変わっていないが、それでも寂しそうにしているというのは雰囲気で分かった。
「少し遅くなるかもしれないけど、俺に危険はないから安心しろ」
正確には、危険があっても俺には意味がないのだが。
それでも俺の言葉に少しは安心したのか、ラピスはそっと手を離す。
最後に再びラピスの頭を撫でてから、俺はゲートの……リュケイオスの下へと向かう。
空間倉庫の中には、既にゲートやマーカーといった物や、サラマンダー、ミロンガ改、ニーズヘッ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ