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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
456部分:第六十四話 サジタリアスの雷その一
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第六十四話 サジタリアスの雷その一

                   サジタリアスの雷
 ミロが五人の狂闘士達と対峙している時。アイオロスもまた狂闘士達と対峙していた。
「黄金聖闘士の中でもジェミニのサガと並ぶ実力者サジタリアスのアイオロス」
「ここで倒せるとはな」
「光栄なこと」
 四人であった。ジェシー、アーキス、フラウ、ヴェガが彼の前にいた。
「それではサジタリアス」
「貴方の相手は私達が」
「いいだろう」
 アイオロスは彼等を前にしてもその冷静さを失ってはいなかった。
「では来るのだ」
「よし」
 最初に前に出たのはジェシーだった。
「まずはこのジェシーが相手をしよう」
「いや、このアーキスが」
「四人でも構わないのだがな」
 アイオロスはここでこう言ったのだった。
「私としてはな」
「四人でもだと?」
「死ぬ気なのか、まさか」
「死ぬ気なぞ毛頭ない」
 少なくともそうした目ではなかった。今のアイオロスは。
 その証拠に身構えてきた。四人に対して昂然と。
「さあ、どうするのだ」
「我等四人を一度に相手にするつもりか」
「そうするというのね」
「それでも構わない。どうするのだ」
 また彼等に問うのだった。
「いいだろう」
「貴方の望み通りにするわ」
 狂闘士達は彼の言葉を受けた。
「我等四人の技」
「受けて死のう」
「それでは」
 四人もまた身構えた。そうしてだった。一斉に消えたのだった。
「動いたか」
「まずはだ」
 ジェシーの声だった。声だけが聞こえる。
「このジェシーの技を受けてもらおう」
「来るというのか」
「そうだ。行くぞ」
 言いながらだった。姿は見えずともその強大な小宇宙を見せた。
「このジェシーの司る魔神はザガン」
「ザガンか」
 その魔神の名前を聞いてすぐに察したアイオロスだった。
「鷲の翼を持っている牡牛の魔神だな」
「そうだ」
 まさにそうだと答えるジェシーの声だった。
「その力見せよう」
「来るか」
「この牡牛の角をだ」
 それだという。
「バニシングタウラス!」
 姿は見えないがその二本の角がアイオロスを襲う。そしてそれだけではなかった。
 また一人来た。それは。
「次は私よ」
「貴様は確か」
「そう、レラジエのアーキス」
 彼女は上にいた。そこから弓矢を構えていた。その弓矢は当然の様に下にいるアイオロスに対して向けられていた。外すことはない様にだ。
「この弓で貴方を射抜く・・・・・・!」
 そう言って。そうしてだった。
「インフィニティアローーーーーッ!!」
 その弓から無数の矢を放つ。それがアイオロスを襲う。
 二人だけではなかった。フラウとヴェガも来た。
「我等も!」
「サジタリ
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