第12話 思想
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成り行きで進んでしまった話により、俺がモーブ……。
くっ……。
自分で言っても笑っちまう。…まあ、奴と戦うことになった。
今日は奴に用事があるということなので、明日戦うことに。
だから、今日は訓練に当てることにした。
剣の師について聞いてみたら、クラインが多少なら教えれるということなのでご教授してもうことに。
街のそばにある平野で、訓練を始めた。
「ふぅ……。少し休憩しよう」
1時間程を基礎に当て、1時間だが簡単に斬り合ってみた。
分かりきったことだが、勝てるわけないわ。
影使ったら勝てるかもしんないけど、純粋に剣術だけなら無理だよなー。
クラインが休憩しようと言うので、刀を仕舞い地面に腰を下ろす。
ちなみに、ノイはここから見える木陰で昼寝をしている。
寝る子は育つってか。
「シュトラーセ」
「ん?」
「今さらだが、本当に良かったのか?あいつとのことに関しては、お前は関係無いことだ」
巻き込んだお前が言いますか?
でも、まあ。
「そういう話になったんだから、しょうがねぇだろ。お前に借りを返す良い機会だ」
「シュトラーセ…」
金貨50枚というのも惜しいからな。
待てよ。ああいう奴は、自分の実力に自信を持っている。
そこを上手く利用すれば、上乗せすることも可能なんじゃないか。
……クックックッ。
「…何か悪いことを考えているな」
「失礼だな」
「私には、お前の両目が金貨になっているように見える」
…俺の欲望が具現化したか。
目は心の鏡とも言うからな。無心、無心。
「…金貨が輝きを増したな」
「バカな!」
これほどまで無我の境地に至っているのにか!?
いや、こんなことを考えている時点でそれは無いか。
「正直に言おう。目的は金だー!!」
「……」
クラインの視線が痛い。非常に痛い。
「だが、クラインに借りを返したいのも事実だ」
「割合は?」
「そりゃー、お前。3:7だよ」
「本音は?」
「7:3だ」
はっ!
思わず即答してしまった。
まったく、正直者だな俺は。俺の長所だ。
「さて、休憩は終わりだ。ビシビシ行こうか」
…短所でもある。というか、短所の割合の方がでかい。
さらに1時間経ち、俺は地に倒れている。
クラインの形相がハンパなかった。マジでビシビシしごかれたよ。
…命の危機を感じたよ。そのお陰で、俺の腕は上がったけどね。
で、今は昼。
クラインは何か食い物を買いに行ったから、俺は休憩。
と行きたいところだが、新しい技の開発と行こうか。
いつまでも【影操】で、動物を出すだけじ
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