第21話 三人だけの戦争
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ーマーに思わせて、相手を油断させる作戦だ。」
カガリ
「ひどいなお前。」
アスラン
「あははは…。
僕も同意見だよ。」
光輝
「カガリがナチュラルなのも、アスランがコーディネイターなのも、
当の自分にはどうすることもできない、ただの事実でしかない。
ナチュラルとコーディネイター感情は同じものだよ。
一つそれが証明出来た。
スコールが上がったので釣りにいこう。
二人とも釣りは初めてだろう。
二つ目の証明だ。二人に釣りの楽しさを教えて上げよう。」
Sideout
Side ニコル・アマルフィ
ニコル
「イザーク!アスランの消息…」
イザーク
「ザラ隊の諸君!さて、栄えある我が隊の、初任務の内容を伝える。
それは…、これ以上ないと言うほど重大な、隊長の捜索である!」
ディアッカ
「うははは、ははは…」
ニコル
「うっ…。」
イザーク
「ま、輸送機がパージしちまったんじゃしょうがないが、本部もいろいろと忙しいってことでね。
自分達の隊長は、自分達で探せとさ。」
ディアッカ
「やれやれ、なかなかさい先のいいスタートだねぇ。」
イザーク
「とは言っても、もう日が落ちる。捜索は明日かな。」
ニコル
「そんな!」
ディアッカ
「イージスに乗ってるんだ。落ちたって言ったって、そう心配することはないさ。
大気圏、落ちたってわけでもないし。」
イザーク
「ま、そう言うことだ。今日は宿舎でお休み。
明日になれば母艦の準備も終わるってことだから。それからだな。」
ニコル
「うっ…。」
Sideout
Side アスラン・ザラ
カガリ
「また掛かった!」
アスラン
「あっこっちもだ。」
光輝
「魚釣りは古い歴史がある。そして趣味やスポーツに昇華された。
音楽など人間は文化を作り出した。遊びも文化だと思う。
心が豊かになり、そして文化が花開く。
喜怒哀楽といった感情に、ナチュラルとコーディネイターの違いはない。
それじゃ二人とも、疑似餌の代わりに釣った小魚をエサにして、大物を狙おう。
滅多な事では切れないぞ。
糸はモビルアーマーで使われている炭素繊維だし、
針はモビルスーツの装甲素材と同じものだ。」
二人は何方からともなく目を合わせた。
カガリ、アスラン
「うっはっはっは…!」
カガリ
「糸にモビルアーマー…、お前ばかだろう!」
アスラン
「針にモビルスーツ…、作った技術者も考えていない…くすっ。」
二人は余程、ツボに入ったのか、笑いが止まらない。
光輝
「二人とも笑ってないで、日が沈んだら釣れなくなるぞ。
遠くに投げ入れて、ゆっくり
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