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ドリトル先生の名監督
第十二幕その四

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「巨人は昔は強くて子供達にも人気があったんだ」
「そうだったんだね」
「卵焼きみたいに」
「そうだったんだね」
「そう、卵焼きは美味しいからね」
 だからというのです。
「子供に人気があったんだ」
「今も美味しいしね」
「先生も大好きだよね」
「御飯のおかずにもしてるし」
「お酒の肴にもしてるよね」
「僕は巨人は嫌いだけれどね」
 悪い存在だからです、先生はことの善悪ははっきりと見極められるので人類の永遠の敵にして戦後日本のモラルの崩壊の象徴である邪悪の権化読売ジャイアンツは嫌いなのです。
「卵焼きは好きだよ」
「美味しいからね」
「だから当時の子供達も好きだったんだね」
「そうだったんだね」
「そうだったんだよ、そしてね」
 それにというのです。
「大鵬も強かったからね」
「子供達に人気があったんだね」
「巨人軍、大鵬、卵焼きってね」
「並んで言われてたんだね」
「そう、そこまで人気があったんだ」 
 先生は動物の皆にお話しました。
「まあ巨人が人気があったのは恥ずべきことだけれどね」
「そうだね、それは悪いことだけれど」
「大鵬が人気があったことは確かだね」
「物凄く強くて」
「有名だったんだね」
「そうだよ、第二次世界大戦後の大横綱だったんだ」
 そこまでの人だったというのです。
「そして双葉山もね」
「強かったんだね」
「その人も」
「大鵬みたいに」
「うん、実際にね」
 それこそというのです。
「今も語り継がれる位に強かったんだ」
「そうだったの」
「今は白鵬って人が強いけれど」
「モンゴルから来たあの人が」
「あの人位に強かったのね」
「第二次世界大戦前の人だけれど」
 その双葉山という人はというのです。
「今はね」
「そんなになんだ」
「強かったんだね」
「そうだったんだね」
「大鵬さんにも負けない位に」
「どっちが強かったかな」
 先生は腕を組んで言いました。
「双葉山と大鵬」
「どっちがどっちかっていうと」
「もうそこまではわからない」
「そうなんだ」
「それは」
「うん、活躍していた時期が違うからね」
 そのこともあってというのです。
「それで勝負もしてないから」
「だからなんだ」
「どちらが強いかっていうとわからない」
「そうなんだね」
「うん、それはね」
 どうしてもというのです。
「わからないね、こうした話ってあるけれどね」
「色々なスポーツでね」
「ラグビーでもラクロスでもね」
「クリケットでもあるし」
「勿論サッカーでもね」
「野球やバスケでもあるね」
「どの選手が一番凄いか」
 そうしたお話はといいますと。
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